【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第1章】無印とA'sの補完、および、後日譚。
【第7節】新暦70年から74年までの出来事。
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
設定」があるのかも知れませんが、この作品では、話をより解りやすくするため、『陸士隊や訓練校も、一般の企業や学校と同様、4月から「年度」が始まる』という設定にしておきます。】
→なお、実は、アインハルトの曽祖父ニコラス(80歳)と曽祖母フリーデ(79歳)も二人きりで「先祖代々の故地であるアンクレス地方」からはるばる首都圏へやって来た直後に、この事故に巻き込まれており、二人とも「現場では」死ななかったが、揃って病院に搬送されたまま、高齢のため二度と回復することは無かった。
【ニコラスは元々、アインハルトの兄ゲオルグを「次の記憶継承者」と想定しており、彼に「記憶継承に際して必要となる心構え」を事前に教えておくために、「現代における覇王流の存在意義」に関する「見解の相違」から長らく別居していた一人息子エーリクの許を、妻フリーデとともに訪ねようとしていたところだったのです。】
・同71年5月 アインハルト(4歳)の父ラルフと母ローザ(妊娠中)と兄ゲオルグ(8歳)が『ニコラスの容態が急変し、危篤である』との報せを受けて「大急ぎで」車で病院へ向かう途中、三人は揃って突然の交通事故で即死した。
→一人だけ風邪で寝込んでいたアインハルトは、その直後に「先代の継承者」であるニコラスの死去によって、何の準備も無く(しかも、熱が出ている状態のままで)「覇王クラウス」の記憶をいきなり継承してしまった。
(アインハルトの祖父エーリクと祖母イルメラは、アインハルトを看病すべく二人して家に残っていたため、不幸な事故を免れることができた。)
→翌日には、フリーデも夫ニコラスの後を追うようにして息を引き取り、後日、アインハルトがようやく起き上がれるようになった時には、彼女の「父母と兄と曽祖父母の合同葬儀」も何もかもがすでに終わっていた。
【なお、ニコラスにもエーリクにも同じように1男2女があり、その葬儀にはニコラスの娘たちもエーリクの娘たちも普通に参列しましたが、実のところ、彼女らは四人ともすでに結婚して、戸籍の上でも生来の苗字である「イングヴァルト」を捨て去っており、今では、エーリクからも「覇王流」からも距離を取りたがっていました。
そこで、協議の結果、「ニコラスとフリーデ、ラルフとローザ、およびゲオルグ」の墓は、みな首都近郊の墓地に築かれ、エーリクが責任を持ってそれを祀ることになったのでした。
ちなみに、コミックスの描写を見ると、アインハルトの部屋は「マンションの一室」のようにも見受けられるのですが、この作品では、原作では全く語られていない「アインハルトの家族」を詳細に設定した関係で、彼女の住居も『かつては祖父母や父母や兄とともに三世代で暮らしていた、首都北部郊外にある、それなりの大きさの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ