【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第1章】無印とA'sの補完、および、後日譚。
【第6節】新暦66年から69年までの出来事。
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つ戻っては来なかった。
→セルジオ(メガーヌの夫)は優秀な法務官だったので、ゼスト隊を管轄する地上本部の方から「メガーヌ准尉の死亡通知」が届くと、即座に『遺体の確認ができないのであれば、死亡と認めることもできない』と「不服申し立て」を行なった。
その結果、地上本部としても、ゼスト隊長やメガーヌ准尉ら「遺体の見つからなかった者たち」に対しては、「あくまでも行方不明」という扱いに変更せざるを得なくなった。
(管理局の規定では、事件や事故によって行方不明となった局員は、一般に事後10年でようやく「死亡と推定」されることになる。)
→その後、スカリエッティは、メガーヌが稀少な「召喚魔法」の資質の「潜在的な」保有者であることに気づいたが、今となってはもう彼女のリンカーコアは損壊してしまっていたため、同種の「資質」が遺伝している可能性に期待して、「三脳髄」の了解の下に、彼女の一人娘とやらを確保することにした。
・同67年11月 大きな屋敷で共同生活を送っていた「セルジオとその両親とメガーヌの両親」は、五人そろってトーレとクアットロに斬殺され、もっぱら彼等(父親と四人の祖父母)によって育てられていたルーテシア(2歳)は、「人造魔導師素体」としてスカリエッティの研究所へ拉致された。
【ルーテシアは、そこで「お嬢様」として丁重に養育されていましたが、三年後にリンカーコアが「顕在化」すると、すぐさまそこへレリックを融合させられてしまい、その後、スカリエッティの期待どおりに「召喚魔法の使い手」となりました。】
→その夜、トーレとクアットロは「アルピーノ家の屋敷」に火を放ってから帰った。
翌日、五体の焼死体がいずれも大きな刃物で斬殺されたものであると判明したため、現地の陸士隊はこれを「強盗殺人と放火、および幼児誘拐事件」として捜査したが、当然ながら、犯人は全く見つからなかった。
→今はまだ「生存と推定」されるメガーヌが、アルピーノ家の土地や資産の相続人となったが、焼け崩れた「事故物件」をそのまま放置する訳にもいかなかったので、管理局は法令に基づいて、その瓦礫を撤去し、土地を更地に戻した上で、地上本部名義でそれをメガーヌから買い取った。
また、同時に、局は「回収できたアルピーノ家の資産」もすべて換金し、土地売却益と合わせてメガーヌの口座に振り込み、直ちに(違法な引き落としを防ぐために)その口座を凍結した。
(すべては「メガーヌが本当に生きていた場合」を想定しての措置であり、また、それはセルジオが強硬な態度で「不服申し立て」を行なってくれた結果でもある。)
・新暦68年3月 ザグモルドゥ・ルヴァクティア総代(65歳、ファストラウム人)が病気を理由に突然の引
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