【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第1章】無印とA'sの補完、および、後日譚。
【第6節】新暦66年から69年までの出来事。
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・新暦66年3月 なのはとユーノ、フェイトとアルフ、はやてとその守護騎士たちの九人が、揃ってミッドチルダにおける「市民権」を申請した。
→特定の世界の市民権を取得するためには、一般に「その世界の公用語を一定の水準まで習得すること」と「その世界に5年間、実際に居住すること」が必須の条件となるのだが、管理局員になれば必ずしも「実際に」居住する必要は無い。
(ただ、これによって、なのはとはやては5年後にミッドの市民権を得るため、遅くともそれまでにはミッドチルダ標準語を習得しなければならなくなった。)
・同66年4月 上記の九人が、正式に管理局に入局した。
→九人全員に局員用の口座が作られ、めいめいに通帳が支給された。
昨年から「嘱託魔導師」として働いていた分の報酬はすでに振り込まれており、今月からは月々の給与もその通帳に振り込まれることになった。
また、フェイトはこの時点で、法的にも正当に「プレシアの遺産」を相続した。
【ミッドの法定成人年齢は17歳ですが、当然ながら、定職に就いていれば、未成年にも、財産権は成人と同等の水準で保障されます。
生前、プレシアは「表向き、行方不明」となる前に、全財産を「偽名名義の通帳」に移していましたが、彼女は幾つもの「特許」を持っていたため、その後、プレシア自身は完全に放置していた「本名名義の通帳」にも入金は継続しており、この20年余の間に、積もり積もって「それなりの額」になっていたのです。
プレシアにとっては「わざわざ省みる必要など覚えない程度の金額」でしたが、それでも、日本円に換算すると(相続税などをすべて差し引いても)軽く数千万円にはなります。
この「ちょっとした」遺産のおかげで、フェイトは執務官になった後に、『この出費が経費で落ちるのかどうか?』などということは全く気にせずに、お金を使える立場となった訳ですが、実のところ、それは「金欠で当たり前」の新人執務官にとっては相当なアドヴァンテージでした。
(実際に、「SSX」では、執務官2年目のティアナが「予約していたホテルのキャンセル料金」を気にしています。)
ちなみに、プレシアが遺した不動産(偽名で購入したアルトセイム山岳の麓の土地)の方は、そのまま管理局に接収されていました。】
→その後、三人は「三か月の短期プログラム」で訓練校に通ったりしながらも、「とある管理外世界から来た、美少女魔導師トリオ」として、管理局内で発行されている「主に士官向けの、部外秘の機関紙」にインタヴューや特集記事を組まれたりもして、「管理局内では」それなりの有名人になってしまった。
・同66年5月 〈外4パドローナ〉のクシャスラーナ王国で市民革命が起き、熱狂に駆り立て
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