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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 すみれちゃんチは隣の駅からは歩いて10分位なんだけど、ウチ等の処から歩いても20分位で、私が、泉希んチに行って、一緒に歩いていくことにした。

 プレゼントはすみれちゃんは髪の毛が長いので、可愛らしいシュシュを選んでいた。今日は、道弘と励も呼ばれていたのだ。

 途中から、少し坂になっているところを登って行って小高い丘の途中にすみれちゃんチがあって、白く輝くような壁に赤い洋瓦の屋根のお家。庭には、芝生が広がっていてお花は植えられているけど樹は一本も無いのだ。迎えてくれたすみれちゃんは、紺色のワンピースでスカートがフレアになっているもの。案内されたのは、玄関を入って直ぐ広いフロァーで奥にダイニングが続いていた。おそらく、ここで教室をやっているのだろう。壁には刺繍を額縁で何枚か飾られていた。男の子達はもう来ていたのだ。テーブルには、ジュースが置かれていた。

「おっ おー お前等も そんな服だと 少しは女の子らしく見えるんだなぁー」道弘だ。

「うっさいわー お前等って言うな! 今日は、すみれの為に 着てきたんだよー」と、私は、スカートなんだけど、蹴りを入れる振りをしていたら

「みなさん 来てくれて 今日はありがとう すみれちゃんの仲のいいお友達だっていうからー ご挨拶も兼てネ」と、お母さんが奥のダイニングで何かをやっていたのだけど、顔を出して挨拶をしてきて

「いえ 今日は 呼んでいただいてありがとうございます」と、すかさず、泉希は挨拶していたのだけど、私はなんにも言えずに頭を下げるだけだった。

「あなたが みゅうみゅんちゃんネ すみれがゴムまりみたいな子だって ほんと 健康的で元気そうネ 今も 男の子相手に・・・」

「はぁ からかうようなこと言うからー・・・ 元気だけが取り柄なんです」

「ふふっ 二人とも もう レディよ! それに・・・そんなこと無いみたいよ すみれちゃんもだいぶあなたから刺激受けてるみたい」すみれちゃんのお母さんは、品がよくて素敵な笑顔なんだ。だから、すみれちゃんも穏やかに育ったんかなー

 そして、サンドイッチをすみれちゃんが出してきて、お母さんが焼いたのだというピザも運ばれてきていた。

「みなさん お勉強のほうも運動のほうもすごいんですってネ この前の記録会もクラスが優勝だったんですってぇー 道弘君もほとんどトップだったって いつもは、苦手の1000mもがんばって2番だったって この子が帰ってくるなり 嬉しそうに、道弘君の話ばっかり まぁ 昔から家が近所でよく遊んでいたから 自分は運動ダメなのにネ」

「いゃー あの時はすみれも 1000m 頑張って2番だったから ハッパかけられてるようでー」

「ええー すみれちゃん 2番だったの?」

「おばさん 知らなかったんです
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