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ドリトル先生の落語
第十一幕その十二
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ないね」
「はい」
 トミーもそうだと答えます。
「本当に」
「そうだからね」
 それでというのです。
「奥はその作品も好きだよ」
「そうなんですね」
「笑えるからね、落ち込んだ時はこうした漫画を読むこともね」
「いいんですね」
「笑えたら」
 それならというのです。
「それだけでね」
「違いますね」
「全くね」
 こう言うのでした。
「落ち込んだ時でもね」
「笑えてですね」
「気分を楽しく出来たら」
「それが本物のお笑いですね」
「そうだよ、それがお笑いだよ」
 笑顔で言いました、そして今は漫画を読むのでした。
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