【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第1章】無印とA'sの補完、および、後日譚。
【第4節】闇の書事件にまつわる裏話。(前編)
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向いたまま後ずさって魔法円の中心に戻り、そのまま天に帰りました。
最後に、もう一言だけ、アインスの念話が、はやての心に届きます。
《主よ。どうか、「この場所」をよく覚えておいて下さい。》
はやては思わず天を仰ぎましたが、やがて、そこへ掌に乗るような大きさの「光の玉」がゆっくりと落ちて来ました。よく見ると、その球の中には、小さな十字架が浮かんでいます。
はやてが両手でそれを受け止め、涙ながらに抱きしめると、光の玉は、はやての手の中に十字架だけを残して、そのままはやての胸の奥へと吸い込まれて行きました。
こうして、「アインスが遺したリンカーコアの一部」は、はやてのリンカーコアと融合を遂げたのです。(←重要)
翌朝、病院では、はやてとシグナムとシャマルが「無断外泊」のせいで、石田先生からメチャメチャ怒られました。(笑)
しかし、念のために検査をしてみると、はやての体は「両脚を除けば」いつの間にか、すっかり良くなっています。
石田先生「……信じられない! はやてちゃん、一体何があったの?(困惑)」
シグナム「いや。……何と申し上げれば良いのやら……」
はやて「え〜っと。友だちと一緒にクリスマスパーティーを楽しんだら気鬱が晴れた……みたいな?(良い笑顔)」
シャマル「いや〜。『病は気から』って、本当だったんですね〜。(迫真)」
石田先生(ええ……。それで納得できちゃうの? この人たち……。)
はやての体が何故いきなり良くなったのか。その理由は、もちろん、地球の医学では解りませんでしたが、それはそれとして、この状況ならば、もう入院を続ける必要など全くありません。
石田先生はさんざん首をヒネりながらも、はやてを明後日(27日)には退院させることにしました。
(年末年始はいつも急患が多いので、なるべく病床は空けておきたかったのです。)
そして、はやてはその予定どおりに退院し、自宅で無事に新年を迎えることができたのでした。
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