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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
勇者のパパ
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むかっ腹が立つ!
「そ、そんな…お父さん酷い!私はティミーの事を愛してるのよ!」
そうよ、お二人はズコバコやりまくりなのよ!!
それに私のお兄ちゃんはとっても素敵なんだからね!!
大切なお
彼氏
(
ひと
)
を侮辱されたアルルさん…
私と同じ気持ちになりながら、お兄ちゃんに抱き付きます。
でも…強く抱き締めすぎなのだろう…
骨折中(肋骨)のお兄ちゃんは、彼女パパへの反論をせず苦しがってます。
「あ、うん。愛し合ってるのは解ってるから、ティミー君に抱き付くのを控えなさい。お前、気付いてないけど…ティミー君は怪我しているから…抱き付かれると痛そうだから!」
ほぅ…流石は勇者様…一目で状況を理解したわ。
「え!怪我してるってホント?」
「う、うん…さっき大魔神の攻撃を受けた時に、肋骨を…ちょっと…」
間違ってないけど、正しくもない。
正確には“大魔神の攻撃を受けヒビが入り、その後
彼女
(
おまえ
)
に抱き締められた時”だ!
「ご、ごめんなさい…私…全然気付かなくって…大丈夫…?」
当たり前だ…
気付いてやったのなら、とんでもないS女に認定する所だよ。
「う、ううん…僕こそみんなに気付かれない様に黙ってたから…気にしないで…大丈夫だから!」
私のお兄ちゃんは優しいなぁ…
これまた間違いではないけど、正しくもないのよね…
だって正しくは“みんなに気付かれない様”ではなく“アルルさんに気付かれない様”だもの!
「はっ!…と、と言う風に私達は愛し合っているんです!」
イチャラブムードに突入しそうになったが、パパの存在を思いだし慌ててアピる。
「お父さんが何と言おうが、私はティミーと結婚します!反対したらぶっ殺すわよ!」
うん。気持ちは分かるけども、彼氏紹介シーンにはそぐわない台詞が飛び出た。
「うん。大丈夫…別に反対はしないから。良さそうな青年じゃないか!」
「………え?…でもさっき…」
そうだよ、さっき怒ってたじゃん!!
「うん。娘が生まれた時から、彼氏を連れてきたら絶対1回は拒絶してやろう…『お前に娘はやらん!』って台詞、言ってやろうって思ってたから………いや〜、言いたかったんだ、この台詞!」
すげー理由で1回拒否ったな!?
「うわぁ!(笑) ちょ〜解るぅ〜!僕も娘が彼氏を連れてきた時に、言っちゃったもん!でもね、あまりその話題を引っ張ると面倒な事になるから、早々に認めた方が無難だよオルテガっち」
「でしょでしょ!娘を授かったからには言いたいよね、この台詞は!気が合うじゃんリュカちん」
コイツ等、古くからの知り合いか!?
何でお父さんとオルテガさんは、愛称で呼び合ってるんだ?
やっぱり同じ思考回路の持ち主同士は、呼び惹かれ合うのか?
所謂ニュータイプ同士の
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