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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
勇者のパパ
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私がアメリアさん達と共に現場に着いた時は、戦闘は終了しキングヒドラ(だと思われる)を倒した後だった。
みんな足
早
(
は
)
え〜よ!
こっちは身体が小さい分、歩幅も狭いんだから気を使ってくれよ!
肩で息をしながら周りを見渡すと、体躯のガッチリしたダンディーメンが1人…
カンダタの様に筋肉ダルマではなく、細身ながら無駄な筋肉がない、素人目にも強そうなイケメン。
私のお父さんはワザと身体を隠しているが、見た感じ同じ様な体付きだ。
しかもどことなくアルルさんと同じ雰囲気を醸し出している。
うん。間違いなくこの人が勇者オルテガだろう!
良かった…救う事が出来ましたわ!
しかし不思議な事が…
「やぁ。僕はリュカ…君の命を救った少年の父親だ!そしてこっちが妻のビアンカ。わざわざ紹介する意味解るよね」
「了解した!」
多分…きっと…初対面だと思うのだが、マイパピーとアルルパピーが古くからの親友かの様に会話をしている。
一言で10の事柄を伝えあえる間柄の様な…
大方予想はしていたが、これ程までに同類種とは思わなんだ。
「げ、アメリア……な、何でここに居るんですか?」
「アナター!!」
ダンディー勇者、奥方様の出現に大慌て。
奥方様は気にすることなく夫を押し倒し吸い付いてます。
あれ?これもマイマミーと同行動では?
あの手の男の妻は、この手の女じゃないと結婚出来ないのかな?
「うわぁ…変だなぁ…自分の両親で見慣れているのに、彼女の両親だと直視出来ない…」
自分の両親の場合は馴れてしまった事もあるからね…
アメリアさん+オルテガさんのは新鮮ですからねぇ…
「何だ?『彼女』だぁ!?おい、どういう事だ、説明しろ…アメリア…何でここに居るんだ?ともかく説明してよ!!」
何だ…まだ『アンタの娘の処女を喰っちゃいました(テヘ)』って言ってなかったのか?
困惑するオルテガさんを無視して、私達は各々自己紹介を行います。尤もその際に、現状までの報告を織り交ぜましてけどね…
勿論、大本命のお兄ちゃんを大取りに据えて…
本人は嫌がってましたけども、皆さんの心が相談もせずに一致した為、頑張ってもらいます。
「改めまして…始めまして、僕はティミー。父のリュカと同様、異世界より参りました天空の勇者です。娘さんのアルルとは、真剣にお付き合いをさせてもらっております…世界の平和を取り戻したら、僕はアルルと結婚するつもりです!」
緊張してるのかしら?
無意味に自分が勇者である事を強調してますわ。
彼女の父親に、ちょっとでも良く見せたいって事?
「何が天空の勇者だ…
他人様
(
おれ
)
の娘を誑かしやがって…そんな
男
(
ヤロー
)
に大切な娘はやれん!」
何だと!?
予想外の返答に、思わず
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