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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
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、心配してくれたお兄ちゃんに再度抱き付くアルルさん。
感極まって泣き出しましたわ。
したがって力加減が出来ません…
(ぽきゃ)
小さいが何かが折れる音が聞こえました…
これって一体………?
「あ…肋骨折れたな…」
ですよねぇ〜…
自分の世界に浸っちゃってるアルルさんには聞こえてないのかもね。
お兄ちゃん、凄く苦しそうですわ。
う〜ん…笑えるぅ(大笑)
さてさて…
骨を折っちゃった所為によりホイミで直す事が出来なくなったお兄ちゃん。
息するだけで痛いのだろうけど、それを見せない男気に感心します。
更に不幸が訪れますの…
回転床トラップにより、5度も落下しております我がパーティー。
落ちる度に格好良く着地しますけど、アレって凄く痛いんでしょうね。ご愁傷様(笑)
「あ゙〜もー!ムカつくんだよコレ!!」
遂に我慢出来なくなったお父さんが、ドラゴンの杖を使って回転床をぶっ壊します。
おいおい…エニックスが一生懸命考えたトラップなのだから、力業で解決するなよ…
「力業かよ…開発者が可哀想だ…」
無意識で呟いてしまった様で「マリー『開発者』って?」と、お兄ちゃんに聞かれました。
「ん、何の事?」と、惚けたけど………大丈夫かな?
「うわ〜…綺麗な所ですね…」
地底湖に到着。
天井部分に大量の光苔が敷き詰められている様で、湖面をキラキラ輝かせます。
「しかし大魔王の居城という事を忘れてはいけません!禍々しい気は、そこら中に蔓延しております」
アメリアさんのマッタリした口調が気に入らないのか、ルビスちゃんが厳しい口調で注意を促します。
荷物持ちすらしないお前が偉そうに言うな!!
「…遠くで誰かが戦闘している音が聞こえる…」
非戦闘員2人の口論を遮る様にお父さんが発言します。
この完璧超人は何かを察知したご様子です。
「「「「……………」」」」
だけど何も聞こえません。
女の口論を遮っただけかしら?
「…何も聞こ「本当だ!モンスターの雄叫び…男性の息づかい…剣を振るう金属音…」
小うるさい女…アルルさんが、何も聞こえない事に文句を言おうとした途端、お兄ちゃんがお父さんの発言に沿う様に、聞こえてくる(らしい)物音を解説します。
それでも凡人ズの私達には聞こえてきません。
でもお兄ちゃんの意見という事で、アルルさんは文句を言いません。
マイパパの言う事は疑って、彼氏の言う事は100%信用するらしい…
「も、もしかして…オルテガさんかな…?」
「そ、そんな…お父さんは1人でこんな強力な敵が蔓延るダンジョンで戦っている!?無茶よ…は、早く助けなくっちゃ!」
簡単な方程式を使いお兄ちゃんにより導き出された
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