【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その3】次元世界の歴史設定について。(後編)
(新暦元年以降の年表)
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、カリム・グラシア(10歳)の養父である騎士バルベリオ(42歳)に引き取られ、その「養い子」となった。
(つまり、カリムから見れば、「義理の弟」になったのである。)
・新暦57年秋 テオドール(70歳)が、嫡子ベルンハルト(48歳)に家督を譲って引退した。
→テオドールは、この時点で「ダールグリュン本家の邸宅」を離れ、(あくまでも、その「本家の邸宅」と比べれば、の話だが)随分と小ぶりで質素な「別邸」へと移り住んだ。
(この別邸は、彼が嫡子の座を弟に譲って執務官に就任した際に、彼個人の所有物件として建てられたものだったが、テオドールの妻は、息子に対して「にらみ」を利かせるために(?)そのまま本家の邸宅に住み続けたのだと言う。)
グスタフ(52歳)もまた、早々と嫡子(エドガーの父方伯父、30歳)に家督を譲って引退し、本家の執事をその嫡子に任せて、妻マーヤとともに「別邸」に移り住み、引き続き、テオドールの身の周りのお世話などを務めた。
・新暦58年3月 五年の歳月を経て〈プロジェクトF〉が完成し、スカリエッティはその報酬として、三人の女性技術者にこの違法技術の「利用権」を無制限に認めた。
→その一方で、スカリエッティは「自分の研究所で下働きを続けていた、かつての名だたる技術者たち」を、もはや「無用の存在」として「三脳髄」の許へと送り返したのだが、その際の「人員の移動」が原因で、嘱託魔導師(賞金稼ぎ)のジェナ・スタイロン(22歳)にも、研究所の所在を嗅ぎつけられてしまった。
後日、「狂犬のジェナ」は、ドゥーエによって無事に始末されたが、彼女もまた「ISホルダー」だったため、その死体は部分的に保存され、そこから造られた改造クローンは、後に「セッテ」と呼ばれることになった。
→その後、プレシア・テスタロッサ(52歳)は〈時の庭園〉に戻り、それから三年余の歳月をかけて「アリシアのクローン(5歳児相当)」を作製したが、肝心の記憶転写は「何故か」上手く行かなかった。
→一方、ヴァルブロエス・レニプライナ(41歳)は、実は、犯罪組織〈永遠の夜明け〉の幹部でもあり、また、首領ドラクレオスの義妹(妻の末妹)でもあった。
彼女が戻った後、その組織は七年前に夭折した「首領の子供たち」の記憶転写クローンを造るとともに、資金調達の一環として幾つもの世界で「一人息子を亡くした富豪」に、この違法技術で造った「その子供のクローン」を法外な価格で売りつけていった。
(時には、『富豪の「一人息子」を病気や事故に見せかけて殺した上で、その富豪に「その子供のクローン」を売りつける』などという「鬼畜の所業」すら行なっていたらしい。確かに、今時は『誘拐して身代金(
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