暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
 【その3】次元世界の歴史設定について。(後編)
  (新暦元年以降の年表)
[5/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
策の一環として、すべての嘱託魔導師らに(あくまでも「テロ関連に限って」の話ではあるが)陸士たちと同等の捜査権と逮捕権を暫定的に認可し、「テロ組織メンバーの特定や身柄の確保」を、さらには「その根拠地の特定や制圧」をも奨励(しょうれい)して、相当な額の成功報酬を約束した。
「人材の活用」と言えば聞こえは良いが、これは事実上の「賞金稼ぎ制度」であり、当初からいろいろな意味で評判の悪い制度だった。

【確かに「一定の成果」は上がったものの、自分の能力を過信して(?)「返り討ち」に()う嘱託魔導師も(あと)を絶たず、結局のところ、この制度はわずか10年で廃止されました。】

 →なお、経済的な影響は周辺の諸世界にも及び、例えば、ヴァイゼンでは、カレドヴルフ・テクニクス社(CW社)が体力の弱った企業を幾つも買収して一気に巨大化した。
 そして、CW社の「敏腕社長」グレイン・サルヴァム(公称、49歳)は、これを機に「グループ全体の会長」に就任し、「表向きは」第一線から退いた。

【また、翌52年には、デヴォルザム第三大陸〈カロエスマール〉の第一州都である「不徳の都」ネイザルでも、元「八伯家」のひとつで大富豪の「ガウザブラ家」が、爆破テロによって多大な人的被害を(こうむ)ったのだと言います。】

・新暦52年3月  ラルゴ・キール総代(69歳)、レオーネ・フィルス法務長官(71歳)、ミゼット・クローベル参謀総長(73歳)の三名が揃って現役を引退した。
 →それぞれに「提督」の資格を持っていたこの三人は、新たに、長らく空席となっていた〈三元老〉の地位に就き、彼等の称号もそれぞれ、武装隊名誉元帥、法務顧問相談役、本局統幕議長、に変更された。
(これもまた、事実上の「引責辞任」である。)

・同52年4月  リナルド・アリオスティ(29歳)が〈三元老〉の「御世話役」に着任した。
(実際には、彼は三脳髄の側から送り込まれた「監視役」で、『三元老と接触した人物について、何か問題があればすぐに三脳髄に報告する』というのが彼の本来の仕事だった。また、彼は、オルランド議長の玄孫(やしゃご)に当たる人物であったと言う。)

【しかしながら、彼はさまざまな紆余曲折(うよきょくせつ)(のち)、「(ひそ)かに」三脳髄を裏切り、ミゼットたち三元老の側につくことになります。】

 →同じ頃、スカリエッティの許では、ウーノがあまりに優秀すぎて、かつての「名だたる技術者たち」もほぼ「用済み」となり、以後、彼等は「下働き」を余儀なくされることとなった。
(そして、58年には、正式に「無用の存在」として「三脳髄」の許へと送り返された。)

・新暦53年3月  スカリエッティからの呼びかけに応じて、彼の(もと)に、三人の「極めて優秀な女性技術者」が集(
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ