【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その3】次元世界の歴史設定について。(後編)
(新暦元年以降の年表)
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策の一環として、すべての嘱託魔導師らに(あくまでも「テロ関連に限って」の話ではあるが)陸士たちと同等の捜査権と逮捕権を暫定的に認可し、「テロ組織メンバーの特定や身柄の確保」を、さらには「その根拠地の特定や制圧」をも奨励して、相当な額の成功報酬を約束した。
「人材の活用」と言えば聞こえは良いが、これは事実上の「賞金稼ぎ制度」であり、当初からいろいろな意味で評判の悪い制度だった。
【確かに「一定の成果」は上がったものの、自分の能力を過信して(?)「返り討ち」に遭う嘱託魔導師も後を絶たず、結局のところ、この制度はわずか10年で廃止されました。】
→なお、経済的な影響は周辺の諸世界にも及び、例えば、ヴァイゼンでは、カレドヴルフ・テクニクス社(CW社)が体力の弱った企業を幾つも買収して一気に巨大化した。
そして、CW社の「敏腕社長」グレイン・サルヴァム(公称、49歳)は、これを機に「グループ全体の会長」に就任し、「表向きは」第一線から退いた。
【また、翌52年には、デヴォルザム第三大陸〈カロエスマール〉の第一州都である「不徳の都」ネイザルでも、元「八伯家」のひとつで大富豪の「ガウザブラ家」が、爆破テロによって多大な人的被害を被ったのだと言います。】
・新暦52年3月 ラルゴ・キール総代(69歳)、レオーネ・フィルス法務長官(71歳)、ミゼット・クローベル参謀総長(73歳)の三名が揃って現役を引退した。
→それぞれに「提督」の資格を持っていたこの三人は、新たに、長らく空席となっていた〈三元老〉の地位に就き、彼等の称号もそれぞれ、武装隊名誉元帥、法務顧問相談役、本局統幕議長、に変更された。
(これもまた、事実上の「引責辞任」である。)
・同52年4月 リナルド・アリオスティ(29歳)が〈三元老〉の「御世話役」に着任した。
(実際には、彼は三脳髄の側から送り込まれた「監視役」で、『三元老と接触した人物について、何か問題があればすぐに三脳髄に報告する』というのが彼の本来の仕事だった。また、彼は、オルランド議長の玄孫に当たる人物であったと言う。)
【しかしながら、彼はさまざまな紆余曲折の後、「密かに」三脳髄を裏切り、ミゼットたち三元老の側につくことになります。】
→同じ頃、スカリエッティの許では、ウーノがあまりに優秀すぎて、かつての「名だたる技術者たち」もほぼ「用済み」となり、以後、彼等は「下働き」を余儀なくされることとなった。
(そして、58年には、正式に「無用の存在」として「三脳髄」の許へと送り返された。)
・新暦53年3月 スカリエッティからの呼びかけに応じて、彼の許に、三人の「極めて優秀な女性技術者」が集(
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