【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その3】次元世界の歴史設定について。(後編)
(新暦元年以降の年表)
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」と名づけられ、「三脳髄」が彼のために準備した「名だたる技術者たち」によって英才教育を施された。
・新暦44年 プレシア(38歳)が〈アルトセイム山脈〉の麓、ミッド南部の辺境パルテリス地方に偽名で土地を購入。さらには、次元航行の可能な大型居館〈時の庭園〉をも偽名で入手して、購入したばかりの土地の中央部にその居館を設置した。
(この時点で、彼女はすでに「まともな精神状態」ではなかったものと推測される。)
→彼女はそのまま、表向きは「行方不明」となり、独り「アルハザードへの道」を模索しつつ、〈時の庭園〉の違法改造を始めた。
・新暦46年 移民二世のゲンヤ・ナカジマ(17歳)が、親族の反対を押し切って管理局に就職した。
→後に、彼は自身が希望したとおり、生まれ故郷のアラミィ地方からは遠く離れたエルセア地方に配属された。
・新暦48年 ジェイル・スカリエッティ(外見的には12歳児)が、早くも〈プロジェクトF〉の基礎理論を構築し、その直後に事故で(?)死んだ「女性技術者」ドーラ・ザロネア(事実上のジェイルの乳母、29歳)のクローンを早速、造り始めた。
→ドーラのクローンは、4年後に(15歳ぐらいの姿で)完成したが、この時点では、まだ彼女の「インヒューレント・スキル」(先天固有技能。以下、「IS」と略記)を継承させるのがやっとで、彼女の「具体的な記憶」の転写は全くできなかった。
(このクローンは、後に戦闘機人に改造され、「ウーノ」と呼ばれることになる。)
【英語の「inherent」(生得の、固有の)ならば、実際の発音は「インヒアレント」に近いものになると思うのですが……この作品では、原作に従って「インヒューレント」と表記しておくことにします。】
・新暦51年 クロノ・ハラオウン、生まれる。
→この年、ミッドでは一連のテロ事件によって株価が大暴落したため、経済は「恐慌」に陥って多くの会社が倒産し、また幾つもの名家が没落した。
(グラシア家の分家も直接に「テロの標的」となり、当時まだ4歳だったカリムの「祖父母と父母と兄と姉と弟」も全員が死亡してしまった。)
→なお、とある爆破テロ事件の巻き添えで「全く関係が無い」ハラオウン家の自宅までもが炎上し、焼失した。親子三人は外出中で人的な被害は何も無かったが、ハラオウン家は、そこ以外にはミッド地上に土地や家屋を全く所有していなかったため、特例措置により、クロノは以後、三年余に亘って次元航行艦の中で育てられることとなった。
(だが、クロノ自身は大人になってから振り返ってみて、こうした「自分の育てられ方」をあまり良いものだとは思わなかったらしい。)
→また、翌52年になると、ミッド地上本部はテロ対
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