【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その3】次元世界の歴史設定について。(後編)
(新暦元年以降の年表)
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としたのは、ラルゴ・キール提督の功績だった。)
以後、〈次元世界〉の西方に位置する多くの世界が『あの〈カラバス連合〉ですら、管理局には全く歯が立たなかったのだ。我々の力では、到底、敵うはずも無い』と考えて旧来の「自主独立路線」を諦め、次々に先祖伝来の「ジェブロン式魔法」とそれを補助する諸々の質量兵器を放棄して、管理局の軍門に下ってゆくこととなった。
→また、これ以降、管理局の次元航行部隊が「戦闘用の艦隊」を組むのは、完全に「有事のみ」となった。その結果、艦隊指揮の権限を持つ「提督」(一佐、もしくは将軍)も、平時には一般の「艦長」(三佐、もしくは二佐)と同じように、自分の艦一隻だけを指揮するようになった。
【無論、有事には、その艦がそのまま「艦隊旗艦」となります。新暦65年にリンディ提督が指揮していた〈アースラ〉も、まさにそうした艦でした。
なお、あくまでも俗称なのですが、管理局では一般に、こうした「普段から(艦長とは別個に)提督が乗っている艦」のことを、「(その提督の)御座艦」と表現します。】
・新暦25年頃 「大航海時代」が終了する。
→この年までに、「現時点で知られている600個あまりの世界」はすべて発見し尽くされた。
(ただし、この段階ではまだ「座標の特定と命名」が終わっただけで、必ずしも「本格的な調査」までは終了していない。)
【この「600個あまり」の内訳は、「管理世界が100個たらず、管理外世界が200個あまり、無人世界および遺失世界が合わせて300個あまり」を想定しています。
正直なところ、「管理世界の数」はもう少し減らした方が良かったのかも知れませんが……この作品では、取りあえずこの設定で行きます。】
・新暦32年 ミッドの首都クラナガンでは「遷都百五十年祭」が催された。
→これ以降、従来の市街地の東側に「新市街」が築かれ、やがて「管理局ミッド地上本部」などの官公庁がすべてそちらへ移転した結果、旧来の市街地は「旧市街」と呼ばれるようになった。
(その後、都市空間はさらに東方へと拡張され、70年代の後半には、ついに「冥王イクスヴェリアが眠る海底遺跡」のほぼ真上にも「マリンガーデン」が建設されてしまった。)
・新暦36年 昨年の南方遠征の「事実上の失敗」を受けて、管理局〈上層部〉では、相当な数の将軍たちが引責辞任に追い込まれ、人事が大幅に刷新された。
→これによって、ミゼット・クローベル提督(57歳、中将)は参謀総長に、レオーネ・フィルス提督(55歳、新たに中将)は法務長官に就任。また、ラルゴ・キール大将(53歳)は上級大将となり、時空管理局の第7代「総代」に就任した。
(ちなみに、「上級大将」は完全に「総代」
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