【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その2】次元世界の歴史設定について。(前編)
(新暦元年までの年表)
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もなお不明の点が多い。
【ジェブロン帝国やズムド王国が「最終的に」滅亡したのも、この時期のことであり、今も多くの世界で、この時期が「中世」の起点と考えられています。】
→ベルカ世界は何とか生き残ったが、近隣の諸世界(事実上の植民地)は軒並みこの戦乱に巻き込まれて荒廃し、その多くはそのまま滅び去った。その一方で、ミッドチルダなど、やや遠方の諸世界は次々にベルカから独立していった。
(荒廃したベルカには、もはや軍事的にも文化的にも、その流れをあえて押し止められるほどの力は無かった。)
【以後、ベルカ世界は「次元世界における中心世界」としては機能しなくなり、植民地を失った諸王の勢力は、互いに一定の均衡を保ちながらも、全体としてはゆっくりと衰退していきました。
そして、独立した諸世界はそれぞれに独自の道を歩み、その中の幾つかは「近隣世界における地域的な中心世界」へと成長していきました。ミッドチルダもそのうちの一つで、この時代には、さまざまな魔法が「ミッド式」として急速に体系化されたりもしました。
今で言う「ミッドの旧暦」も、この時期に「ベルカからの正式な独立」を記念して新たに始められた暦法であり、古代ベルカ歴760年(新暦で前539年)を「元年」としています。
なお、ミッドの歴史学では、ミッドが〈聖王家直轄領〉となる以前の千八百年余を全部まとめて「上代」と、それから正式な独立までの五百数十年を「古代」と、旧暦の最初の四百六十年あまりを「中世」と、そして、管理局の創設以降の百数十年を「近代」と呼称しています。】
・前520年代 ベルカ各地で散発的な地域紛争が続く中で、諸王は「来るべき最後の戦い」に備えて武術を奨励し、シュトゥラ王国でも、武王クラウスによって「覇王流」が創始された。
→また、この頃から「一体どういう訳か」ベルカ世界の各地で一斉に「聖王家への不満」が噴出し始めた。(←重要)
・前320年頃 第三戦乱期、始まる。
→今まではあくまでも「戦争の調停者」だった聖王家が、この戦乱で初めて「戦争の当事者」になったため、この戦乱期は「聖王家までもが巻き込まれてしまった戦争」という意味で、俗に「聖王戦争」とも呼ばれている。
この時代には、ベルカ世界にもすでに戦船は無く、空ももう澱みすぎていて、魔導師たちも空を飛ぶことなど全くできないという状況だったため、結果としては戦闘行為の大半が古典的な陸戦となった。
(第二戦乱期と比べれば「相対的に規模の小さな戦闘」がねちねちと続いた時代だった、と言って良いだろう。)
・前285年頃 大陸全土でさまざまな〈禁忌兵器〉が使用され、環境の汚染はさらに深刻なものになっていった。
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