【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その2】次元世界の歴史設定について。(前編)
(新暦元年までの年表)
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ブロンとズムドの三大勢力によって三分されていた』と表現されることもありますが、実際の力関係は決して対等ではなく、『ジェブロンの勢力とズムドの勢力を合わせても(その最盛期においてすら)ベルカの勢力には遠く及ばない』というのが実情でした。
(時代によって多少の変動はありますが、ごく大雑把に言って、その勢力は六対二対二といったところでしょうか。)】
・前700年頃 第二戦乱期、始まる。
→この頃には、「夜天の魔導書」はすでに「闇の書」と化していた。守護騎士たちの「最も古い記憶」も、この時代のベルカ世界における「戦乱の記憶」である。
(これもまた、「リリカルなのはStrikerS サウンドステージ03」を御参照ください。)
【この戦乱期は三つの戦乱期の中では最も長く、百年以上も続きましたが、その初頭には、ちょうど「魔導師たちが普通に空を飛ぶ高さ」のあたりに「人工的に造られた、毒性のある魔力素」が大量に散布されました。
そのため、これ以降のベルカでは、魔導師が生身のままで空を飛ぶと、ただそれだけでリンカーコアに「ある種の毒」が回り、ほんの何回かそれを繰り返しただけで死に至るようになってしまいました。
その結果として、この第二戦乱期には、〈ゆりかご〉を真似て造られた戦船が多用された訳ですが、その「排気」のせいで、ますます空は澱み、雨も黒ずみ、やがては大地までもが痩せ衰えていきました。すなわち、「惑星規模での汚染」が始まったのです。】
・前680年代 〈次元震動兵器〉が使用され、ベルカ世界の周囲では多くの〈次元航路〉が一斉に崩壊(実際には、潜在化)した。
【この〈次元航路〉については、また「背景設定5」で詳しく述べます。】
・前664年 ジェブロン帝国は、ベルカが内戦を続けているのを好機と見て一気に北上したが、総力を挙げた〈パルドネア攻略戦〉で「まさか」の大敗北を喫し、保有する次元航行船の「およそ三分の一」を一挙に失ってしまった。
→これを機に、ジェブロン帝国は「最盛期」を終え、急速に衰退し始める。また、ズムド王国もこの頃から、激しい内紛と王位継承戦争によって急速な衰退を始めた。
・前580年 第二戦乱期の末期に、最初の〈エレミア〉が生まれた。
【なお、エレミアの一族については、かなり特殊な設定を用意させていただきました。】
・前560年頃 聖王家が〈ゆりかご〉の力で、ベルカ世界から他の戦船や「闇の書」などを一斉に追放した。
(四人目の〈ゆりかご〉の聖王、死去。)
→これによって、第二戦乱期は終了し、第二中間期が始まる。しかし、およそ百四十年も続いた戦乱によって、貴重な歴史資料の多くが失われてしまったため、これ以前のベルカ世界の歴史に関しては、今
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