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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
 【その2】次元世界の歴史設定について。(前編)
  (新暦元年までの年表)
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、オルセア、シャグザード、パドローナ、です。
 これら四つの世界は、ミッドチルダとも「互いに直轄領だった頃からの古い付き合い」があり、魔法文化もよく普及しているのですが、当時はいずれも「社会的な状況」に問題があったため、管理局としてもこれら四つの世界を「管理局システムの構成員(メンバー)」として(つまり、「管理世界」として)認めることはできませんでした。
(そして、身分制度や内戦などといった「社会的な状況」が当時と全く変わっていないため、これら四つの世界は、今もなお「管理外世界」のままになっているのです。)

 また、「最初の四つの無人世界」の名称は、番号順に、アムネヴィア、カルナージ、バラガンドス、ゲボルニィ、です。
 管理局は創設当初から、これら四つの無人世界に対して「領有権」を主張しており、旧暦の時代の末には、すべての「主要な世界」から正式にその権利を承認されました。
 現在では、これら四つの世界以外にも、〈マニクヴァリス〉や〈アペリオン〉を始めとする、〈中央領域〉にある多くの無人世界が「管理局の領有する世界」として認められています。
(なお、個々の世界の位置関係については、「プロローグ 第6章」の中に「背景設定6」という形でまとめておきましたので、そちらを御参照ください。)】

 →また、改暦直後から、幾つもの世界が「管理局システムへの参入」を希望し、自分たちの世界を「管理世界」として認めてくれるよう、〈時空管理局〉に働きかけて来たが、管理局が真っ先に〈第23管理世界〉として(つまり、「最初の、新たな管理世界」として)認定したのは、意外にも〈ルヴェラ〉だった。

【ルヴェラは、『先史時代には強大な国家を形成して周辺の諸世界を武力制圧し、それ故、〈次元世界大戦〉の折りには〈ゆりかご〉によって完膚(かんぷ)なきまでに打ちのめされた』という「前科」のある世界です。
 その後、かつてルヴェラの属国だったジェブロン王国は、ジェブロン式魔法(質量兵器との併用を前提とした魔法体系)を完成させて強大な帝国となり、その武力でルヴェラを植民地化すると、まるで大昔の怨みを晴らそうとするかのように、何世代にも亘って過酷な収奪を続けました。
 その結果、ジェブロン帝国が最終的にルヴェラ世界から撤退した時には、『ルヴェラの地表には、人工の建造物など、もう「遠目(とおめ)には廃墟にしか見えないような、崩れかけの住居」しか残されてはいなかった』と伝えられています。

 そして、ジェブロン帝国の唐突な滅亡から300年余の後、ベルカ世界からの〈大脱出〉の時代には、ルヴェラにも相当数のベルカ人がはるばるやって来て、後に「文化保護区」などと呼ばれることになる街並みを築いたりもしましたが、それでも、ルヴェラの人口や技術力や経済力は、今もなお相当に低い水準のままに
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