【はじめに】この作品をお読みいただく前に。
【その1】この作品の基本的な設定について。
(原作との関連性など)
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仮定して、それ以降に目を覚ました時、彼女が「幸せに」生きていけるようにしようと思ったら、事前にどれだけの「お膳立て」が必要になるのか?』という観点から(言わば、結論から逆算して)作られた物語なのです。
(あくまでも、「ひとつには」ですが。)
それなのに、Vividのコミックス第18巻では、作品の中では〈マリアージュ事件〉からまだ一年あまりしか時間が経っていないにもかかわらず、イクスヴェリアは驚くほどあっさりと目を覚ましてしまいました。
あれだけ派手に振っておいて、実際にはそんなにも早く目を覚ましてしまうというのは、いくら何でも「目覚めない目覚めない詐欺」なんじゃないですかねえ?(困惑)
それとも、『この「SSX」は、「正編」とは少し別の時間線の物語だ』というのが「公式の見解」なのでしょうか?
【後に述べるとおり、「ルーテシアが住んでいる世界」の問題などもあるので、確かに、そう考えた方が『筋は通る』のですが……。】
さらに言えば、新暦80年を舞台としたスピンオフ作品「Vivid Strike!」では、イクスヴェリアが普通にヒーラーをやっていましたが……あれで、彼女は本当に幸せになれるのでしょうか?
以下は、私の勝手な思い込みかも知れませんが……「不老不死の体」と「本人の意思とは無関係にマリアージュ(人間の死体を素材とする、人型の兵器)を造り出してしまう能力」こそが、イクスヴェリアにとっての「不幸の原因」です。この二つの問題が「正式に」解消されない限り、根本的な状況は何も変わりません。
だから、私は『彼女は「現在の状況のまま」ただ普通に目を覚ましただけでは、「一人の人間として」幸せにはなれないのではないか』と考えました。
……とは言ってみたものの、たかだか二次創作の作者ごときが原作者様に文句を垂れても仕方が無いので、ここは気持ちを切り替えて、仕切り直すとしましょう。
〜『この物語は、「正編」とはまた少し別の時間線の物語。具体的には、マリアージュ事件の後、〈冥王イクスヴェリア〉がまた十七年あまりもの間、眠り続けた時間線の物語です』〜
八年前の「第一稿」の段階では、この物語を正編の続編(完結編)としても成立する内容にするつもりでいたのですが、こうなってしまった以上はもう仕方がありません。
『マテリアルたちが登場するPlay Station Portable用のゲーム2作品の内容が、「正編」とは少し別の時間線の(具体的には、「ナハトヴァールを倒した後も、リインフォース・アインスがまだ何か月かの間は生きていた」という時間線の)物語であるのと同じようなものだ』と御理解いただければ幸いです。
そういう訳で、この作品では、TVアニメ「Vivid Strike!」の内容も丸ごと「無か
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