天国と地獄
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
女は少年の手を掴むと、あろうことかそれを自身の胸へと押し当てた。
「こういうのが好きなんでしょ?」
その問いに少年は答えることはなかった。なぜなら彼はあまりにも大きな衝撃オーバーヒートしてしまったのか、鼻血を吹き出して倒れてしまったのだから。
「きゃああああ!!シリル!!大丈夫!?」
「師匠!!大丈夫ですか!?」
「あとでウェンディに怒られそう・・・」
これにはさすがにジェニーたちも驚いたようで慌てて二人を引き離しつつも時すでに遅し。シリルはジュビアとこの駆け引きに参加しなかったサクラとシェリアに揺すられながら、仰向けになっていた。
「あの〜・・ルールは大丈夫ですか?カボ」
完全に意識が他へと向いていた面々を見ながら声をかけるマトーくん。ただ、その声も参加者たちには届いていないのか、しばらく忙しない喧騒が巻き起こるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ