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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天国と地獄
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女は少年の手を掴むと、あろうことかそれを自身の胸へと押し当てた。

「こういうのが好きなんでしょ?」

その問いに少年は答えることはなかった。なぜなら彼はあまりにも大きな衝撃オーバーヒートしてしまったのか、鼻血を吹き出して倒れてしまったのだから。

「きゃああああ!!シリル!!大丈夫!?」
「師匠!!大丈夫ですか!?」
「あとでウェンディに怒られそう・・・」

これにはさすがにジェニーたちも驚いたようで慌てて二人を引き離しつつも時すでに遅し。シリルはジュビアとこの駆け引きに参加しなかったサクラとシェリアに揺すられながら、仰向けになっていた。

「あの〜・・ルールは大丈夫ですか?カボ」

完全に意識が他へと向いていた面々を見ながら声をかけるマトーくん。ただ、その声も参加者たちには届いていないのか、しばらく忙しない喧騒が巻き起こるのだった。







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