暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
天国と地獄
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遡ること少し前・・・

「水着ってことは・・・」

チャパティさんからの声が聞こえた瞬間俺とジュビアさんの目があった。それはお互いに何が言いたいのか分かり合っている証拠なのかもしれない。

「俺たちの出番ですね!!」
「えぇ!!間違いないです!!」

俺もジュビアさんもこの二日間で勝てていないこともあり取り返したい気持ちがあった。それがまさかこんなに早く・・・しかも自分たちに有利であろうフィールドでできるとは思ってなかった。

「水着ってことは水に関係してきそうだしね」
「えぇ。うちならシリルとジュビアがいるから」
「これは安泰かもしれないわね」

カナさんたちも俺たちの参加に異論はないらしくすんなりと決まる。ただ、ウェンディだけはなぜか心配そうな顔をしていた。

「どうしたの?ウェンディ」

ここまでで何か心配するようなことはなかったと思うけど、なぜそんなことをしているのか気になった俺は尋ねてみることにした。

「本当に大丈夫?シリル」
「え?何が?」

何を言いたいのかわからず首を傾げる。するとウェンディは思っているままの言葉を口にした。

「昨日のこともあるし無理しなくても・・・」

昨日のバトルパートでのダメージのことを心配してくれているようでそんな顔をしているみたい。でも、当たりどころが悪くて倒されちゃっただけなのでそこまでの影響はない。

「大丈夫大丈夫!!任せておいてよ!!」
「ならいいけど・・・」

まだ何か言いたげなウェンディに有無を言わさず参加者の決定を伝える。正直このゲームは俺たちの独壇場になるだろうと自信たっぷりな俺たちは各々の水着へと着替えるために更衣室へと向かった。

「なんだかイヤな予感がするけど・・・」

そんな俺たちの背中から何やら少女の声が聞こえてきたけど、それを気にするとこなくその場から離れるのだった。



















そしてこれから、競技パートのルール説明が始まろうとしていたのだが・・・

「あの・・・ジェニーさん?ミネルバさん?」
「ん?どうしたの?」
「何かあったか?」

身体をこれでもかと寄せてくる二人だったが、彼女たちは気にした素振りも見せずガッチリと腕を掴んでいる。そのせいで彼女たちの女性の象徴が当たっているのだが、なんだか恥ずかしくて伝えるに伝えられない。

『それではこれよりルール説明を行います!!これから闘技場にステージを用意します。そちらのフィールドは水中となり、皆さんにはそこに入ってもらいます!!』

頭の中が混乱しているけどここはひとまず置いておいてルール説明に集中しよう。そう思いながら聞いていると、案の定水中の中で行うゲームらしい。ただ、それ
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