フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
焔の魔神、来る
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しい。
「たあぁぁぁぁ!!」
岩男が空ぶった拳に逆に拳を叩き込む。
「グオォォォォ!?」
激しい打撃エフェクトが迸り、岩男の拳が半分砕け散り、弱点の皮膚部分が露出する。
「いくよ!!」
すかさずセインが飛び込み、二刀の連撃を見舞う。驚いたことに、セインの剣捌きには無駄がない。これを我流で修めたというのだから凄いことだ。
肉が弾け飛び、岩男のHPバーが赤くなる。
「レックス、《ファイアブレス》!」
ファイアブレスは炎弾型のブレスだ。スピードと打撃力が高い。
ブレスは岩男の顔面に当たり、顔の皮膚が露出する。
岩男はそこを隠そうとするが、関係ない。
「はぁ!!」
大太刀の強力な振り下ろしがクリーンヒットし、岩男は消滅した。
「だっはー、まさか邪神型が出てくるなんて……」
「普通、さっきの岩男だって大パーティーで狩るもんだからな。お前さん達が規格外過ぎるのさ」
「……世界樹攻略するんでしょ。邪神一匹程度倒せなきゃ」
「だな……」
「でも、パーティーって楽で良いね。回復道具使わなくても回復出来るしね」
確かに、SAOでも仲間を回復する手段は幾つかあったが、どれもアイテム由来のものなので、専門の治療師は居なかった。それに比べてこのパーティーにはALO最強クラスの万能メイジがいる。邪神が相手でもさして苦労はしなかった。
「……それにしても、よく広域回復なんて覚えてるね?ずっとソロだったんでしょ、あなた」
「べ、別にいつかパーティーに入った時のためじゃないし!レックス用だし!」
そういう事らしい。
「まぁ、何はともあれやっとこさ半分だ。中央周辺にはヨツンヘイムの級のボスが出るって聞いたぜ」
「ヨツンヘイム?何だ、霜の巨人族でも出るのか?」
「ん、いける口かい?旦那」
「いや、朧気だから何とも……確かオーディンがイミルってやつを倒して流れ出た血が霜の巨人族を飲み込んで滅ぼしたが、ベルゲルミルとその妻だけは生き残って端っこに住みかを与えられた、だっけ?」
「それが朧気なの……?」
「いんや、大体合ってる。そもそもALOは神話の世界をモチーフにしたものだ。世界樹があればヨツンヘイムもあるさ」
「なるほど……」
「「「いや、全然解んないから」」」
世界樹の根っこの1つはヨツンヘイムに垂れていると言われている。
「ま、幸いここはその話しで言う妖精郷そうそう強力な敵は………」
ズドオォォォォォォォォン!!
地面を突き破って出てきたのは焔を纏った
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