暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百二十話 州の南から北へその九

[8]前話 [2]次話
「魚介類もある、デザートかてな」
「いいですね」
「それにお酒もジュースも充実していて」
「実にいいですね」
「起きた世界の軍の基地のビュッフェやな」
 その形式だというのだ。
「これは、こっちの世界ではちゃうけど起きた世界ではな」
「星の方々のですね」
「トウェイン様達がおられる」
「そちらではですね」
「こうしたな」
 まさにというのだ。
「食いもんが食えて国全体で結構以上に色々食えるけどな」
「それでもですか」
「何かあるのですか」
「そうなのですか」
「アメリカの料理は評判悪いねん」
 このことを話すのだった。
「まずいってよお言われるわ」
「そうなのですか」
「こうした豊かな食文化でもですか」
「そう言われるのですか」
「そや、起きた世界ではそう言われてる」 
 今度はハンバーグ、デミグラスソースをかけられその色に見事になっているそれを食べつついうのだった。
「まずいってな」
「いや、こちらの世界ではです」
「そうは言われていません」
「特に評判は悪くありません」
「これといって」
「そやな、実際起きた世界でも食べてみるとな」
 そのアメリカの料理をというのだ。
「決してな」
「悪くないですね」
「左様ですね」
「いざ食べてみると」
「そや、食材も調味料も豊富でキッチンもよおて」
 それでというのだ。
「レシピの本も多くて色々な国の料理が食える」
「それでまずい筈がないですね」
「どう考えても」
「左様ですね」
「こうしたもんがふんだんに食えるんや」
 そのハンバーグを食べながら言うのだった。
「それでや」
「まずい筈がないですね」
「どう考えても」
「そうですね」
「そや、それでや」 
 今度は赤ワインを飲んで話した。
「お酒もあるしな」
「このお酒もいいですね」
「ワインはカルフォルニアワインですが」
「実にいいですね」
「そや、アメリカの料理は美味い」
 トウエインは断言した。
「こっちの世界でも起きた世界でもな」
「美味しいですね」
「現実として」
「左様ですね」
「多くの国の料理が食えて地域ごとの料理もある」
 アメリカのそれぞれのというのだ。
「そやからな」
「決してですね」
「アメリカは料理がよくない国ではないですね」
「起きた世界で言われている様に」
「そや、こっちの世界でも美味くてな」
 今度はカルボナーラを食べつつ言った。
「こうしたもんもあるしな」
「カルボナーラですね」
「そのスパゲティもアメリカ料理と言っていいですね」
「こちらの世界では」
「起きた世界やとな」
 トウェインはそちらの世界のカルボナーラの話もした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ