暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百二十話 州の南から北へその五

[8]前話 [2]次話
「しかしや」
「本当に多くの人やものを入れられて」
「迅速に運べます」
「非常に便利なものです」
「軍事的にも」
「そやから使う、サンフランシスコの傍までや」
 これから攻める街のというのだ。
「一気にな」
「軍を移動させ」
「そしてですね」
「攻めますね」
「そうしますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 トウェインはロサンゼルスに駐留する軍のうち二万を選んで彼等に出陣の準備をさせてそうしてだった。
 鉄道も手配させ車も用意してだった。
 サンフランシスコ攻めの準備を進めていった、それと共に。
 サンフランシスコの状況を確認して軍人達に話した。
「街の地図もな」
「把握していますね」
「何処にどういった場所があるか」
「そのことも」
「軍の規模とかもな」 
 サンフランシスコのというのだ。
「わかってる」
「左様ですね」
「既にカルフォルニア州の全ての街や村の情報は集めています」
「そのうえで把握しています」
「そうしていますので」
「それを用いてな」
 その情報をというのだ。
「攻めてくで、水軍もな」
「用いますか」
「そちらも」
「そうされますか」
「サンフランシスコも港町や」
 このことも言うのだった。
「それやとな」
「水軍ですね」
「そちらも用いてですね」
「そのうえで攻めるといいですね」
「正直まだ水軍は充分に整ってへん」 
 トウェインはこのことはいささか残念そうに述べた。
「それをはじめたばかりや」
「左様ですね」
「まだそうした状況ですね」
「水軍の方は」
「陸軍を先に整えて空軍をそうして」
 そしてというのだ。
「それからや」
「水軍ですね」
「その順番で整えていて」
「それをはじめたばかりで」
「人材も艦も揃えてるところで」
 そうした状況でというのだ。
「それでや」
「規模も小さいです」
「まことにこれからです」
「これから整っていきます」
「しかしサンフランシスコ攻めには充分や」
 それだけの規模はあるというのだ。
「そやからな」
「それで、ですね」
「水軍も用いますか」
「そうしますか」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「当然空軍も用いるし」
「総攻撃ですね」
「それを行いますね」
「そして攻め落としますね」
「わいも攻めるしな」
 トウェイン自身もというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ