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ドリトル先生の落語
第十一幕その五

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「またね」
「論文だね」
「それ書くのね」
「そうするのね」
「そうさせてもらうよ」
 こう言うのでした。
「これからもね」
「そっちは別にね」
「僕も何も言わないし」
「正直に応援させてもらうから」
「頑張ってね」
「そうさせてもらうよ」 
 こう言ってでした。
 先生は落語を学んでいきました、そして論文を書いていきますがそれが終わってそのうえでなのでした。
 そうしてです、こうも言いました。
「さて、お風呂もね」
「入るね」
「そうするんだね」
「お家に帰ったら」
「そうもするんだね」
「そうするよ、そしてね」 
 それでというのです。
「漫画も読むよ」
「ああ、漫画だね」
「先生そちらも好きだしね」
「漫画も文化」
「そう言ってね」
「正直言ってテレビを観て悪影響を受けることが多いけれど」
 それでもというのです。
「漫画を読んでもね」
「別に悪影響を受けないね」
「受けてもテレビより遥かにね」
「そうならないね」
「漫画については」
「そうだよ、テレビの害毒は凄まじいけれど」
 それでもというのです。
「漫画はとてもだよ」
「何か昔色々言われたらしいけれど」
「テレビに比べれば遥かにましで」
「文化であって」
「読んでいいね」
「そうだよ、だからね」
 それでというのです。
「どんどんね」
「読んでいていいね」
「本当に」
「漫画については」
「どんどん触れていっていいね」
「いいよ、しかしね」
 それでもというのでした。
「漫画はね、漫画を読むなっていうのは間違いだよ」
「そうだね」
「漫画も小説も読んで」
「それで学ぶ」
「そうしたらいいね」
「うん、漫画を読んで感動を受けて」
 そしてというのです。
「人生の指針になった人もいるよ」
「そう考えたらね」
「漫画はいいね」
「つくづくね」
「素晴らしいものだね」
「うん、下手な思想書よりもね」
 漫画はというのです。
「素晴らしいよ、日本の知識人は何かと酷い人が多いけれど」
「思想家の人達もなんだよね」
「先生そのことも言ってるね」
「それでそうした人達が書いた本もね」
「碌なものじゃないね」
「だからだよ」
 その為にというのです。
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