第七百二十一話 蛇の天敵その十一
[8]前話 [2]次話
「それではだ」
「国家が崩壊しますね」
「そうだ、だが連合は違う」
「人は寿命まで、ですね」
「働けなくなるまでな」
「どんな分野でも働く」
「そうした国だ、人を使い捨てにする考えはだ」
ソ連の様なというのだ。
「ない、だからな」
「発展していますね」
「そうなっている」
「そうなのですね」
「連合にもブラック企業があるが」
「人を酷使し使い捨てにする」
「そんな企業はすぐに潰れる」
そうなってしまうというのだ。
「理由は今言った通りだ」
「スターリンのそれですね」
「やがて人がいなくなりそれを外から見られてな」
「人が来なくなりますね」
「そうなってだ」
そうしてというのだ。
「成り立たなくなる」
「そうなるのが道理ですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「どの国でも同じだ」
「ブラック企業が辿る道は」
「やがて人がいなくなりな」
「業績が悪化して」
「倒産する、代わりが幾らでもいるなぞだ」
人のそれはというのだ。
「間違ってもだ」
「思わないことですね」
「そして連合にはな」
「そうした考えはないですね」
「ブラック企業かおかしな教師でもないとな」
「教師ですか」
「やはり連合は教師の質が悪い」
このことも言うのだった。
「だからな」
「そうした考えの教師もいますね」
「部活の顧問をしていてな」
そうしてというのだ。
「すぐにだ」
「部員の生徒を切り捨てますか」
「自分だけしかなくだ」
「生徒はものですね」
「顧問の自分の評価を上げるな」
「そうとしか思っていないのですね」
「育てるなぞだ」
その生徒をというのだ。
「全くだ」
「考えておらず」
「そしてだ」
「駄目だと思った生徒はですね」
「平気でな」
ものを扱う様にというのだ。
「切り捨てる」
「そうしますね」
「兎角連合の教師はだ」
「質が悪いですね」
「他に行くところがない様なだ」
仕事がないというのだ、他に。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ