スーパーロボット大戦OGs
0059話
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の狙いは俺……ではなく、W2のエルアインス!?
「W2、回避しろ」
エキドナからの命令が出されるが、鳥篭と呼ばれたその一斉射撃は計算され尽くしていたのだろう。回避スペースが殆ど無い。いや、無い事はないのだが、それは本当に極僅かなスペースであり、量産型Wの能力でその攻撃に対処するのは不可能だった。
結果、エルアインスは四方八方からバーストレールガンの弾丸に貫かれ、その命と共に散っていく。
もっとも、量産型Wは行動不能になった場合は機密保持の意味も込めてコードATAを使用して自爆する。エルアインスが行動不能になった時点でその死は確定的だっただろう。
「ファントムっ」
T-LINKシステムを通してグロウセイヴァーに装備されているファントムのうち、21機を起動させる。
「ほう、それがあの映像で敵機を瞬く間に瞬殺した武装か。実際に見るとなるほど、圧倒されるな」
ファントムを見たユーリアがそう言い放つ。口では圧倒されると言っているが、その表情には闘志が満ちている。
「なら、俺の牙を存分に味わえ!」
俺の意志に従い、トロイエ隊のガーリオン・カスタム1機につき3機のファントムが襲い掛かる。
しかし、さすがトロイエ隊と言うべきか。全機が見事な機動でファントムの攻撃を回避し、当たりそうなものはソニック・ブレイカーのエネルギーフィールドで防いでいる。
だが……
「あまり、見くびられても困るな」
敵機のうち、ユーリアから一番遠くで攻撃を回避している機体へと目をつけ、攻撃をしているファントムへと意識を集中させる。
3機のファントムは1機が真上からのレーザーブレードを用いた貫通攻撃を行い、それを回避したガーリオン・カスタムにその隙を突くように右からレーザーを撃ち込む。そのレーザーはエネルギーフィールドによって防がれるが、殆ど同時にレーザーが撃ち込まれた場所と同一ヶ所へと最後のファントムがレーザーブレードを突き立てる。
一瞬レーザーブレードを防ぐ事には成功するが、防ぐ事が出来たのはあくまでも一瞬だった。次の瞬間にはエネルギーフィールドを貫通したファントムがガーリオン・カスタムの胴体を貫通する。
「いくらT-ドットアレイを利用したエネルギーフィールドとは言え、限界はある。なら限界以上の威力で攻撃すればいいだけだ」
グロウセイヴァーで使う事の出来る念動フィールドにしても、限界以上のダメージを受けると攻撃を通してしまうのだ。それが防御専用に用意された訳でもないガーリオン・カスタムのエネルギーフィールドの限界など推して知るべしだろう。
「これで6機。大分数が減ってきたがそろそろ降参するか?」
「まさか。それにそちらとて残り4機だ。まだまだこちらが有利だよ」
数秒の間ユーリア
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