第159話(最終幕終了)
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して3人の大技は同時にイシュメルガに命中し
「ァ――――――」
3人の大技が命中したイシュメルガは呆けた声を出した後イシュメルガの思念体は真っ二つに分かれて霧散し、消滅した!
「これで終わった……のよね……?」
「ああ。並行世界のシュバルツァーの髪がその証拠じゃねぇか。」
イシュメルガが消滅する様子を見て呆けた様子で口にしたエレインの言葉に頷いたヴァンは並行世界のリィンへと視線を向けた。すると白髪だった並行世界のリィンの髪の色は元の黒色に戻った。
「あ………」
「並行世界のリィンの髪の色が……!」
「僕の時のように呪いが消えた事で”贄”としての変化も元に戻ったんでしょうね。」
髪の色が戻った事に気づいた並行世界のリィンは呆けた声を出し、それに気づいたアリサは驚きの表情で声を上げ、セドリックは安堵の表情で並行世界のリィンの状態について口にした。
「クク――――少しばかりビジュアルが被ってからなぁ。最後に戻ってくれてよかったぜ。」
幽体のクロウが呟き、それを聞いたその場にいる全員が幽体のクロウに視線を向けると幽体のクロウとミリアムの全身が透け始めた。
「へ、並行世界のクロウとミリアムの身体が透けて……!」
「まさか並行世界のイシュメルガを滅ぼした事で………」
透け始めた幽体のクロウとミリアムの様子を目にしたエリオットは驚きの表情で声を上げ、察しがついたガイウスは複雑そうな表情を浮かべた。
「ああ。元々俺達はこの世界にとっては”部外者”だし、何があったのかは知らねぇが、どうやら”そっち”の俺とミリアムは消えないようだから、2年前のような湿っぽいのはナシにしようぜ。」
「ふふっ、そうだね。並行世界のみんな、ボク達の世界の方のリィンの事をよろしくね。」
「待ってくれ、二人とも……!やっと……やっと呪いが消えたのに、俺達の世界ではないこの世界で俺は一人でどうすればいいんだ……!?」
「「兄様………」」
「お兄様………」
「………………」
それぞれ満足げな笑みを浮かべている幽体のクロウとミリアムを目にして辛そうな表情を浮かべて声を上げる並行世界のリィンの様子を目にしたエリゼとエリス、セレーネは辛そうな表情を浮かべ、リィンは目を伏せて黙り込んでいた。
「なに、そのように諦めよくする必要もなかろう。」
するとその時並行世界のヴァリマールが立ち上がり
「ヴァリマール……」
それに気づいた並行世界のリィンは呆けた様子で相棒を見つめていた。
「来るがよい、我が同胞よ。最後の刹那――――去りゆく前に集おうではないか。」
「よかろう。」
「承知しました。」
並行世界のヴァリ
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