暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第159話(最終幕終了)
[9/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ツが揃っているから、臆する必要はないね。」

「ああ。しかも今回は”戦場がゼムリア大陸ならば無類の強さを発揮できる、空の女神”もいるからな。」

「あの程度の相手でしたら、私の力がなくても皆さんで滅せられるとは思うのですが………まずは、空中でも戦えるように足場を用意しますね。」

静かな笑みを浮かべて呟いたオリヴァルト皇子の言葉にジンは頷いてエイドスに視線を向け、視線を向けられたエイドスは苦笑した後自身の力を使ってイシュメルガ=ローゲの周囲に足場を用意した。

「Ala ad eum locus(彼らをあの地へ)!」

足場を確認したローゼリアは転位魔術でリィン達をそれぞれの足場へと転位させた。

「この戦いで、全てを終わらせましょう!」

「それぞれの未来の為にも!」

「双界の人々よ、異なる世界の悪しき神に思い知らせてあげなさい――――――”人の力”を!」

「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

そしてナユタ、アドル、エイドスの号令に力強く答えたリィン達は戦闘を開始した!



イシュメルガ=ローゲの力は強大であったが、”神殺し”や空の女神を含めた複数の”女神”達に歴戦の英雄達に加えて、かつては敵対組織の最高幹部やエージェントとして強敵であった結社の使い手達や内戦と連合・エレボニアとの戦争によって著しく成長を遂げた若き英雄達。そんな彼らが全員協力して戦い続けた結果イシュメルガ=ローゲは耐えられず、自身の実体から離れて異空間に逃げようとしたが――――――



「―――――逃がさないよ。」

”零の至宝”キーアが自身の力を解放してイシュメルガの異空間を一瞬で消滅させた後、イシュメルガの思念体の周囲に無数の”鎖”を発生させてイシュメルガの思念体の動きを封じ込めた。

「エステル、ロイド、リィン!並行世界のそれぞれの故郷で起こった”至宝”の事件解決の中心人物でもあった並行世界の貴方達の代わりに、貴方達が”止め”を刺して!」

「「「ああ(ええ)っ!!」」」

”零の至宝”キーアの呼びかけに力強く答えたエステルは背中に一対の白き翼を生やして異空間から取り出した神槍を構え、ロイドは全身に竜の頭を形成した闘気を纏って突撃の構えをし、リィンは抜刀の構えで力を溜め込んだ。

「その身に刻みなさい!神技!ニーベルン――――――ヴァレスティ――――――ッ!!」

「これで決める!ライジング、サァ――――――ン!!」

「この剣で未来を切り開く!無想――――――覇斬!!」

「イ、イヤダイヤダイヤダイヤダ、クルナクルナクルナ、オノレエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」

それぞれの大技で襲い掛かって来た3人を目にしたイシュメルガは恐怖と焦り、怒りが込められた咆哮をした。そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ