第159話(最終幕終了)
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戯”という言うべきである事に何故気づけないのですか!?」
「エイドス、今はそんな事を気にしている場合じゃないから。」
「相変わらずどんな状況でも、本当にブレない女神なの。」
「ううっ、すみません……!」
「そこでフィーナさんが謝る必要はないと思うのですが………」
事情を聞き終えて溜息を吐いたシェラザードの言葉を聞いたエイドスは顔に青筋を立てて反論し、その様子を見たアドルは疲れた表情で指摘し、ジト目で呟いたノイの言葉を聞いて申し訳なさそうに謝罪するフィーナにエレナは冷や汗をかいて指摘した。
「ア、アハハ……とにかく、事情はわかりました。」
「本来の歴史では叶うはずがなかった未来を引き寄せる………まさか、こんなとんでもない”奇蹟”を私達の手で実現させる羽目になるなんてね。」
「だけど、私達ならできるはず!」
「フハハハハハ、最高のカーテンコールを我々の手で実現しようではないか!」
「そうやなぁ。ここまで来たら、そないな結末にせえへんと後味悪いからなぁ。」
「それで、俺達は何をすればいい!?」
エイドス達の様子を苦笑しながら見ていたアネラスは表情を引き締め、苦笑しながら呟いたルシオラの言葉に続くようにアンゼリカが真剣な表情で答え、ブルブランは高々と笑い、ルクレツィアは静かな笑みを浮かべて呟き、ユーシスは真剣な表情で”零の至宝”キーアに訊ねた。すると”零の至宝”キーアはリィンに視線を向けてある助言をした。
「リィン。”剣仙”と貴方の本当のお父さんの”教え”。それを今思い出して。」
「え…………」
”零の至宝”キーアからの助言を受けたリィンは呆けた声を出したが、ふとある人物達の言葉を思い返した。
激動の時代において刹那であっても闇を照らす一刀たれ。おぬしと魂を共有する同志たち、魂を継ぎし者たちならばできるはずじゃ
己を捨てて他を活かすのではなく、己も他を活かすのを最後まで諦めるな
「!!ヴァリマール、すぐに俺を中に入れてくれ!」
「了解した。」
剣仙の手紙に書かれていた内容の一部と別れ際のオズボーンの言葉を思い出して何かを閃いたリィンは目を見開いた後ヴァリマールに声をかけ、声をかけられたヴァリマールはリィンを核の中へと入れた。
「エイドス、リィンがイシュメルガを引きはがした時に”大地の聖獣”から預かっていた”檻”を空に投げて。」
「エイドスさんが”大地の聖獣から預かっていた檻”ってもしかして……」
「!………もしかしたら、大地の聖獣はこの時の為に、”アレ”を私達に託したのかもしれませんね。――――――わかりました。」
”零の至宝”キーアのエイド
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