第159話(最終幕終了)
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の声が聞こえた後白髪のキーア――――――かつて”零の至宝”として覚醒した姿のキーアが姿を現した!
「キ、キーアちゃん………!?」
「し、しかも”その姿”は………」
「おいおいおい、どうなってんだ!?”零の至宝”の力をほとんど失っちまったキー坊はもうその姿にはなれないはずだろう!?」
「いや――――――君は俺達の世界でもなく、俺達にとっての未来の世界でもないキーア――――――”本来のゼムリアから今のゼムリアへと改変した並行世界のキーア――――――零の至宝”なんだろう?」
3人目のキーアの登場にユウナは驚き、零の至宝としての覚醒した姿の3人目のキーアを目にしたリーシャは不安そうな表情を浮かべ、ランディは困惑の表情で声を上げ、全てを察したロイドは真剣な表情で3人目のキーア――――――”零の至宝”キーアに確認した。
「世界は違ってもやっぱりロイドだね。――――――貴方達の推測通り、”私”は無限に存在する”零の至宝”の中でもゼムリアを今の世界へと改変した”零の至宝”だよ。」
「キーアちゃんが無限に存在するってどういう事〜〜!?」
「並行世界は様々な”もしも”によって無数に枝分かれしていますから、当然その無数に枝分かれしている並行世界にもそれぞれ”零の至宝に覚醒したキーア”がいるという事です。」
「それよりも今の状況についてです。キーア、まさかとは思いますがこれも貴女の”因果改変”によるものなのですか?」
”零の至宝”キーアの答えを聞いて混乱しているシャマーラにセティが説明し、エリナは真剣な表情で”零の至宝”キーアに事情の説明を要求した。
「ううん、この世界の”巨イナル黄昏”はエイドス達によって”全ての元凶”が滅ぼされる事で解決した――――――それが私が改変した本来の今の世界だったけど、”本来の世界”と違って”メンフィル帝国――――――ううん、ディル=リフィーナの人々による介入”を始めとした様々な想定外で追い詰められたイシュメルガの”焦り”が、”碧の大樹”、”巨イナル黄昏”によって急激に活性化した霊脈が今目の前にいるイシュメルガ――――――つまり、並行世界のイシュメルガを繋げてしまったの。」
「イシュメルガは元々”至宝”のぶつかり合いによって生まれてしまったもの。それが”碧の大樹”と”巨イナル黄昏”という二つの”奇蹟によって”並行世界の同一存在との繋がり”という”新たな奇蹟”へと発展しまったのか……」
「フム、私を含めてこの場にいる大半の人達は話の内容は半分も理解できていないが、とりあえず”そちらにとっても想定外の事態”という事は理解したかな。――――――それで?君は私達に何をして欲しくて、並行世界の弟弟子達を私達の前に出してきたのかな?」
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