第159話(最終幕終了)
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時に約束した”罰”をしてもらうから覚悟してもらうよ!」
「”内戦の時の約束した罰”って………って、オイ!?まだ覚えていやがったのかよ!?」
「フッ、当然じゃないか。むしろ掃除当番だけじゃ足りないくらいだよ。――――――勿論クロウだけじゃなく、ジョルジュも覚悟してもらうよ。」
「ハハ……できればお手柔らかにお願いするよ……」
そしてエリオットは嬉しそうな表情で声を上げ、涙ぐみながら呟いたトワの言葉を聞いたクロウは一瞬何のことかわからなかったがすぐに心当たりを思い出すと冷や汗をかいて表情を引き攣らせながら声を上げ、クロウの様子に口元に笑みを浮かべて指摘したアンゼリカはジョルジュに視線を向け、視線を向けられたジョルジュは苦笑していた。そして二人のクロウの様子に続くようにその場にいる多くの面々は二人のミリアムに視線を向けた。
「あはは……なんかとんでもない事が起きたみたいだけど……なんか眠くなっちゃった……ゴメン……ちょっと落ちるね……」
「ほえっ!?ちょ、ちょっと〜!これ、ホントに大丈夫なの〜!?」
”ミリアム”は実体を取り戻した”クロウ”と違い、幽体のままではあったがその存在は保っており、自分達に起こった出来事に戸惑った後眠りにつくと光の球体となって”リィン”の傍にあった”根源たる虚無の剣”の中に入り、それを見たミリアムは慌て始めたが
「大丈夫……眠っただけみたいです。」
「概念兵器の実体化………とんでもなさすぎでしょ。」
”ミリアム”の状態がわかっていたエマは安堵の表情を浮かべながらミリアムの心配は無用である事を伝え、セリーヌは目の前で起こった”奇蹟”に驚きの言葉を口にした。するとその時並行世界の騎神達が透け始めた。
「”そちら”のヴァリマール達は――――――行ってしまうんだな?」
並行世界の騎神達の様子を見て並行世界の騎神達が消えようとしている事を察したリィンは僅かに寂しげな笑みを浮かべて訊ねた。
「フフ、”巨イナル一”を御するのが元より我らの役目でもあった。」
「それが成し遂げられた今、存在を消滅させるのみでしょう。」
「”巨イナル一”を発生させず”黒”を滅ぼした事で、存在し続ける事ができる”そちら”の我らの事をどうかよろしく頼む。」
「ああ、任せてくれ。」
並行世界のオルディーネとアルグレオンが満足げに語った後に頼まれた並行世界のゼクトールの言葉に対してリィンは頷いたが
「……………………」
自分達の”相棒”が消えるという事実に”リィン”は辛そうな表情を浮かべて目を伏せて顔を俯かせた。
「胸を張るがいい。我が起動者――――――いや”相棒”よ。」
しかし並行世界のヴァリマールに声をかけられた”リィン”は目を見開い
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