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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
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第零章 転生から大戦へ
三話

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「僕の名前はサーゼクス・グレモリー、よろしく」
「私の名前はセラフォルー・シトリーよ☆ よろしくね☆」
今俺の目の前には予想通りというか、なんというか後の魔王二人がいる。
しかし、俺もそうだが二人もまだ子供だから凄くちっさいんだが、セラフォルーはこの年齢ですでにあのしゃべり方なのか?。
とりあえずあいさつしなきゃな。
「俺は鏡夜・N・ハルファス、ご覧の通り軍人だ」
あいさつということで、シャアのあいさつを真似てみたが…、
「う〜ん、どこらへんが軍人なんだい?」
「うん、私も知りたいな☆」
「すいません、冗談です、ごめんなさいでした」
普通の反応されるのが一番つらかった。





シャアのあいさつが功を奏したのか、思いのほかはやくうちとけることができた。
大人組はあいさつが終わると「あとは、若いものたちだけで」と、言いながらそそくさと別の部屋に去っていった。
お見合いじゃないんだぞここは。


「そういえば鏡夜の髪は蒼ではないんだね」
「ああ、でも瞳の色はサファイアのままだけどな」
通常ハルファス家は蒼い髪にサファイアの瞳が特徴なのだが、混血の俺は髪の色が黒に近い紺色になっているのだ。
これから純血主義の上級悪魔社会で生きていく中でこの髪は大きく目立つだろう。
「でも、私は好きだな☆ 鏡君の髪の色☆」
「うん、僕も好きだ」
「ありがとう、お前ら」
ただ、この二人の言葉のおかげでなんとかなりそうな気がした。


「これから二人のことはなんて呼べばいいんだ?」
「どういうことだい?」
「いや、社交場とかでなんてよべばいいのかなぁ〜と、一応二人は家より爵位高いし」
「そんなの、好きに呼べばいいんだよ☆」
「いいのか?」
「ああ、だって僕らは友達、だろう」
「そう、だったな、じゃあゼクスとセラって呼ばせてもらうな」
「なら、私がゼクスかしら☆」
「なら僕がセラかな」
「ちげーよ、逆だよ、わかれよ」
「「知ってる!!」」
「もうやだこの二人」



その後もくだらない話をしてるうちに帰りの時間になってしまった。
「じゃあなゼクス、セラ」
「ああ、また」
「まったね〜☆」



帰りの途中、父上が話しかけてきた。
「どうだった?あの二人は」
「いいやつらだったよ、凄く」
「そうかよかったな」
「ああ……」
あの二人のおかげでこれからもなんとかなりそうな気がした。

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