第三百十九話 ロサンゼルスからはじまるその九
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「わいもや」
「極悪人にはですね」
「一切容赦せんでな」
「拷問的な死刑や強制労働で対しますね」
「そうしてくで」
「わかりました、それでは」
「ああ、賊やモンスターへの対処もな」
軍を動かしてのそれもというのだ。
「やってくで」
「わかりました」
「それで街や村の中は警察を強化して」
今度はそちらの話をした。
「悪人は取り締まるで」
「そうしますね」
「国を豊かにすれば仕事口が出来てな」
「働いて糧を得られるので」
「悪事をせん様になる、しかしな」
「それだけでは足りないですね」
「やっぱり警察も確かでないとな」
そうでないと、というのだ。
「悪人もおるからな」
「その悪人を取り締まる為に」
「あとな」
さらにと言うのだった。
「交通とかのこともあるしな」
「ああ、そちらですか」
「馬車や車のことでな、信号とかももうけて」
交通安全、このことも考えてのことだった。
「そうしてな」
「そのうえで、ですね」
「交通もしっかりする」
「その為にもですね」
「警察を強化してくで」
「わかりました」
それならとだ、市長も頷いた。
「その様にしていきましょう」
「ああ、そしてな」
そのうえでというのだった。
「確かな勢力にしていってな」
「拡大もですね」
「していくで」
こう言ってだった。
メルヴィルは政を行っていった、内政はその様にしていき他の街や村に使者を送って自分の勢力に迎えることもしていった。
するとだった、忽ちのうちに。
「サンジエゴもサンタバーバラも降ってな」
「今や南部は完全にトウェイン様の勢力圏です」
「そうなりました」
「モハーベ砂漠もです」
「ネバダ州やアリゾナ州とも境を接する様になっています」
「メキシコともな、まだ他の州には進出せんけどな」
あくまでカルフォルニア州の統一を優先するというのだ。
「それぞれ星のモンがおるな」
「ネバダ州はスタインベッグ様ですね」
「アリゾナ州はホイットマン様で」
「あの二人の動きは見てくか、そしてメキシコや」
この州のことも話すのだった。
「あそこやが」
「はい、メキシコも星の方がおられます」
「ルルフォ様が」
「あの方が統一を目指されています」
「今名前が出た三人とは付き合いがあるが特にな」
トウェインは官吏達に会議の場で話した。
「ルルフォとは起きた世界では同学年やし」
「お付き合いが深いのですね」
「そうなのですね」
「そやから今のうちに話してな」
そうしてというのだ。
「お互いに不干渉のや」
「中立条約ですね」
「それを結び」
「後顧の憂いを断ちますか」
「そうしておくか、それでや」
トウェインは早速言った。
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