暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百十九話 ロサンゼルスからはじまるその四

[8]前話 [2]次話
「やがて世界を統一され」
「国家として危機に向かうとな」
「より世界を救える可能性が高まりますね」
「そやな、一人で闘うよりもや」
 トウェインもそれはと答えた。
「勢力になってそこで仲間や組織を手に入れていって」
「危機に向かう方がいいですね」
「一人やとどんなに強くても匹夫の勇や」
 それに過ぎないというのだ。
「無敵の勇者も大国に一人では向かえんわ」
「どうしてもですね」
「ああ、そやからな」
 だからだというのだ。
「一人でおるよりもな」
「それよりもですね」
「他の星のモンを仲間にして」
「統治の仕組みを整え」
「そこで軍隊もな」
「整えますね」
「そうした風にわいの力を使って」
 そうしていってというのだ。
「動いていくことか」
「それが一番ですね」
「ああ、ほなや」
「これより旗揚げをされますか」
「この街を拠点としてな」
 そうしてというのだ。
「やってくで」
「そうですか、では早速です」
 市長はトウェインの言葉を受けてすぐに明るい顔で応えた。
「旗揚げを宣言されて下さい」
「そうするな」
「それでは」
「ああ、わしはこのロサンゼルスを拠点としてな」
 トウェインは高らかに言った。
「旗揚げする、そしてや」
「この世界もですね」
「統一する、その第一歩としてな」
「どうされますか」
「カルフォルニアの統一や」
 ロザンセルスがあるこの州をというのだ。
「そうするわ」
「では我々はメルヴィル様の下にです」
「入ってくれるか」
「無論です」
 市長は即答で応えた。
「そうさせて頂きます」
「ほなわいは勢力全体の統治をするわ」
「そうされますね」
「それでこの街のことはな」 
 ロサンゼルスの行政はというのだ。
「これまで通りな」
「私がですか」
「やってもらえるか」
「はい」 
 それならというのだった。
「そうさせて頂きます」
「ほなやってくわ」 
 トウェインは勢力の旗揚げを宣言した、すると忽ちのうちにロサンゼルスは彼を熱狂的に迎えそしてだった。
 そのうえでだ、さらにだった。
 ロサンゼルスの周りの街や村、ロングビーチやリバーサイド等が彼の勢力に入りたいと言ってきた。それを受けてだった。
 トウェインは彼等を受け入れていった、そのうえでロサンゼルスの市長に言った。
「自分から降ってきた街や村も統治してくわ」
「そうされますね」
「ああ、それでまずはな」
 市長と共に昼食を食べつつ言った、巨大な牛のカツを食べつつ言うのだった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ