第二章
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そんな彼が学校でイギリスから来た新入りの先生と出会った、その先生はブロンドをショートヘアにして青い目と整った顔立ちでかなり出た胸に見事な脚とくびれたウエスト見事な後ろのラインを袖なしのブラウスと短いタイトスカートで披露していたが。
林田はその先生を見てクラスメイト達に話した。
「マーガレット=オーフェル先生だね」
「滅茶苦茶美人だな」
「しかもスタイルいいな」
「服も刺激的でな」
「たまらないな」
「うん、あんな人が来るなんてね」
林田はにまあ、と笑って話した。
「いいね、是非僕もね」
「お近付きになりたいか」
「あの先生と」
「そうしたいんだな」
「英語を使って」
まさにこの言葉をというのだ。
「お話して」
「それからか」
「あの先生と仲よくなる」
「そうしたいんだな」
「皆も一緒にね」
屈託のない彼はクラスメイト達も誘った。
「行こう」
「ああ、それじゃあな」
「オーフェル先生のところに行こうな」
「そうしような」
「うん、あんな美人でスタイルがいい先生来たら」
しかもファッションも刺激的ならというのだ。
「お近付きにならないとね」
「そうだよな」
「そのチャンスがあればな」
「そうしないとな」
一行は芽生えたばかりの欲求にあがらうことなくだった。
その先生のところに来た、そして林田が英語で声をかけたが。
先生はある言葉で返事をした、そのうえで林田に何か言ってきたが。
林田は戸惑ってだ、目を白黒させた。友人達はそんな彼を見てどうしたんだという顔になって言った。
「どうしたんだ?」
「イギリスだから英語だろ」
「お前英語わかるよな」
「わからないのか?」
「違うよな」
「いや、英語じゃないんだ」
林田は彼等に戸惑った顔で答えた。
「先生の言葉は」
「いや、英語だろ」
「イギリスだから英語だろ」
「何でそれで英語じゃないんだろ」
「そんなこと有り得ないだろ」
「スコットランド語で言ったのよ」
先生は驚く彼等ににこりと笑って日本語で話した、日本語はかなり流暢である。
「英語じゃなくてね」
「そういえば」
言われてだ、林田もはっとなった。
「イギリスは四つの国からなっていたんだ」
「ああ、そうなんだよな」
「イングランドとスコットランド」
「アイルランドとウェールズで」
「今はアイルランドの南が独立してるな」
「そうだよ、イギリスで色々聞いてたよ」
林田は友人達に今度は真顔で話した。
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