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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 8月のお盆前、最後のプール授業は組対抗の試合があった。各組から男女それぞれ100m2人、50m2人、25m4人の選抜なのだ。私を100mに泉希とすみれちゃんは50mに不忍先生は指定してきていた。100mのもう一人は、ユミちゃん。本当は、100m泳げるのに、あの時、手を挙げて無かったみたい。背泳ぎばっかりやっていたのでっていうのが理由らしい。だから、今度も、背泳ぎで。

 先生のもくろみを、泉希ちゃんはわかっていたみたい。100mのトップを私に取らせて、2番はきっと上原璃々が来るだろうから、それよりも50メートルで泉希ちゃんとすみれちゃんで1番、2番を確実にと狙っているんだろうと言っていた。

「へぇー そんなん みゅうみゅんは責任重大ヤン トップとらな アカンのぉー」

「そうよ みゅんしか 璃々に勝てるの おらんから」と、泉希ちゃんは冷たく応えていたのだ。

「でも、先生が小細工しても、女子だけやったら、ええ線行くけど、男子は道弘ぐらいで、あとは 全然やから まぁ 頑張っても2組が優勝やねー」と、続けていた。

 当日、女子の25mからで、次は男子。泉希ちゃんが言っていたように、女子が点数を稼いでも、男子になると、からっきしダメで、それでも、泉希ちゃんとすみれちゃんが先生の予定どおり、1番2番で女子の50mが終わって、奇跡的に組のトップになっていた。だけど、男子の50mが終わった時点では、逆に2組に3点差をつけられていて

「みゅん あんたと道弘がトップ取ったら 優勝できるかもよ」と、泉希がプレッシャーを・・・

「そんなん って・・ それでも 2点しか縮まらんヤン」

「でも 2組の男子 そんなに 速よー無いから・・ それに、ユミちゃんも頑張るやろーし まぁ みゅんは 絶対 1番になるんやでー わかったぁー! 1組の星やー」

「うん まぁ 泉希・・・ そこに愛はあるんかぁー 脅しヤンかぁー」

 それでも、私は必死に泳いで、25mの間には息継ぎなしで泳いでいたのだ。終わってみると、2位の上原璃々には5m近い差がついていた。そして、道弘も頑張って、ぶっちぎりのトップで終えていた。だけど、2番目には、利勝が続いていた。そして、2組の男の子は5番目、6番目で、最終的には、1組は2組と同点優勝だったのだ。

 終わった後、私は道弘のもとに行って

「道弘 やるのー ぶっちぎり やったやんかー」

「あぁ みゅうみゅんもな」と、声が止まったと思ったら・・視線が・・・

「道弘 なに 見つめてるんやー」と、私は、胸を隠すようにして

「いや そのー 琵琶湖に行った時のことを想い出していた」

「なんや 琵琶湖の時って?」

「あの時 みゅうみゅんはこんな胸やったかなーって 思ってたんやー カップ
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