第87話 蛇の使徒
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使徒か。この闘気を見ればそれも納得できる。
「その蛇の使徒が俺達に一体何の用なんだ?」
「単刀直入に言います、貴方達3人『鉄機隊』に入りなさい」
「なっ!?」
まさかの言葉に俺達は驚いた、勧誘を受けるなど思ってもいなかったからだ。
「ふざけるな!結社の一員になどなれる訳が無いだろう!?」
「同感、わたし達も人様に偉そうに言える立場じゃないけどエステルやクローゼが大事にしてるこの国を滅茶苦茶にした連中の仲間になんて無理」
「アンタが奴らの幹部ならあの胸糞悪いクーデターも指示したのがアンタって可能性もあるんだ。ミラを積まれてもその案は受けいられない、信用ならないからな」
ラウラが怒りフィーは冷静に見せながらも怒りのこもった言葉を言う、俺も到底信用できないと否定の言葉を言った。
「マスターがあんな下劣な作戦を思いつくわけねーですわ!ふざけたこと言うなら私が……!」
「デュバリィ、静かにしなさい」
「うぐっ!?申し訳ありませんでした……」
怒りだしたデュバリィをアリアンロードが鎮めた。
「あのクーデターを企てたのは第3柱、つまり私の同僚です。私も思う事はありましたが結局は見過ごしました」
「ふん、言い訳か?自分は指示してないから悪くないと言いたいのか?」
「そんな事はありません、私にも罪はあります」
「そもそも顔を隠してるような奴を信用しろって方が無理だろう、大きな怪我をしていてやむを得ないなら話は別だけど」
「確かにその通りですね、では外しましょう」
俺がそう言うと鎧の人物はあっさりと頭部の鎧を外してみせた。
「……」
そこから出てきたのは眩い金髪が美しく煌めく美女だった。思わず声を失いかけてしまう程の美しさに俺達は黙ってしまう。
「リ、リアンヌ様!?」
だがラウラはアリアンロードの顔を見て驚きの表情と共にリアンヌという名前を言った。
「リアンヌってあの伝説の?」
「ああ、父上に見せてもらった古い絵に描かれたリアンヌ様にそっくりだ」
ラウラが言うにはアリアンロードはリアンヌと全く同じ顔をしているらしい。
「だがリアンヌという人は過去の時代の人間だろう?まさか子孫か?」
「分からない、リアンヌ様は子を作っていなかったと聞いているが……そなたはリアンヌ様の子孫なのか?」
「さあどうでしょう」
アリアンロードはラウラの質問を一瞥した。
「私は貴方達に結社に入れとは言っていません」
「鉄機隊は結社の一員じゃないのか?」
「私は結社の一員ですが彼女達はあくまで客将として結社に身を置いています。協力者という言葉が合っていますね」
「協力してるなら結局あいつらの仲
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