暁 〜小説投稿サイト〜
IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
たまには男だけの休日も!
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れが違わないんだなぁ〜」
「拓夢さんっ!?」
ここで一つフォローでも入れてやろう。ちなみに俺は誰の味方でもない。一夏への恋心を抱く女子は沢山いたからな。一々フォローはしてやらん。というか出来ない。
俺が今フォローすんのは、蘭が友達だからだな。
「まぁまぁ聞きなさい。俺ら、飯食べたら街行くんだわ。だからそん時一緒に来いよ?そしたらまぁ・・・・デートだろ?」
「はっ!」
最後の一言は、耳元で。座ってるのが蘭の隣だから出来る芸当だ。本来この場所は弾のはずだが、やっこさん、怒られたばっかだしな。
「おいおい拓夢、なにを言って───」
瞬間。弾に炸裂するアイアンクロー。口を塞がれただけでなく、言葉すら遮られた。
「なあ一夏、別に蘭ちゃんが居てもいいだろ?」
「ああいいぞ。大勢の方が楽しいからな。でも、蘭が行きたいならだけど・・・」
「あ、あの。お邪魔でない、なら」
「なら決定」
良かったな、と目配せ。蘭も嬉しそうだ。口には出さないがな。そして聞いてねーぞとい表情の弾。残念だったな、俺は妹をもつ身として蘭の側だ。ここにお前の味方はいないっ!
軽いジョーク。
「食わねえんなら下げるぞガキども」
「く、食います食います」
「すんません厳さん」
ぬっと現われたのは五反田厳さん。たしか八十歳超えてたはずだが、その肉体は衰え知らずだ。
まるで丸太みたいな両腕は、日々の料理によって鍛えられている。火力が強い厨房を一手に引き受けているだけあって、その肌は浅黒く日焼けしてみたいだ。
この人とスパーリングしたら、正直勝てるかどうか分からないってのが恐ろしい。一発貰えば失神しそうだもんなぁ・・・。まだ拳骨はくらった事無いが、一夏は“千冬姉より痛いだと”と戦慄してたから注意すべきだ。
「いただきます」
「いただきます」
「いただきます・・・」
「いただいてます」
上から一夏、蘭、弾、俺の順番。
「おう。食え」
厳さんは満足そうにそう言うと、厨房へ戻っていった。
てかあれだ、俺は食べてたから怒られる心配はなかったな。
さあて飯だ。じゃんじゃん食べるぞ〜。
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