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ドリトル先生の落語
第九幕その七

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「そもそもマスメディアの特権化がね」
「日本では酷いですね」
「最近までそうでその中でもね」
「テレビはですね」
「偏向しきった報道を続けていた人が一年に五億の報酬を貰っていたり」
「キャスターの人ですか」
「うん、人にはあれこれ言うけれど」
 それでもというのです。
「自分が批判されてもね」
「行いをあらためない様な人で」
「そんな人ばかりが大手を振って歩いて」
 そうした状況でというのです。
「物凄くね」
「腐敗していたんですね」
「そんな世界だったから」
 それ故にというのです。
「テレビは特にね」
「質が悪いんですね」
「だから健全で面白いお笑いもだよ」
「なくなったんですね」
「そうだよ」
 実際にというのです。
「昔から腐敗の酷い世界だったけれど」
「その腐敗がどうにもならなくなって」
「そうした状況に至ったんだ」
「そうなんですね」
「そして面白くないと」
 そうしたお笑いはとです、先生はトミーに言いました。
「人は観ないね」
「自然とそうなりますね」
「二十世紀まではそれでもね」
 テレビが酷くてもというのです。
「舞台があったけれど」
「それでもですね」
「他に笑えるものは漫画位で」
「漫画は今もありますね」
「そうだけれどね」
 それでもというのです。
「漫才とか落語とかコントは」
「テレビが主で」
「皆観ていたけれど」
 そうだったけれど、というのです。
「今はネットがあるからね」
「ネットが出て来たからですね」
「今はそちらで面白い動画にだよ」
「皆行っていますね」
「もっと言えば偏向やテレビ局の腐敗ぶりもね」
「ネットで批判されていますね」
「そしてどんどんだよ」
「テレビから人は離れていますね」
「昔テレビばかり観てるとよくないと言われたけれど」 
 それでもというのです。
「実際にね」
「質の悪いお笑いや偏向報道ばかりなので」
「まともな人は大勢ね」
 まさにというのです。
「インターネットの方にだよ」
「移っていますね」
「それでも姿勢をあらためないのがね」
「テレビですね」
「スポンサーも離れて」
 テレビからというのです。
「どんどんジリ貧になっていっているよ」
「そうですね」
「だからね」 
 それでというのです。
「僕が思うにね」
「テレビはもう駄目ですね」
「何もかもを根本から変えないと」 
 さもないと、というのです。
「全くね」
「変わらないですね」
「そうだよ」
 こう言うのでした。
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