暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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新暦74年3月………




「遊園地行きたい!!」

新年も過ぎ、なのはもすっかりベルバイン家に馴染んでいた。そして3月のとある日、特に用の無いバルトとなのははテレビを見ながら談笑していた。

そんな中、ヴィヴィオがチラシを持ってきて叫んだのだった。

「遊園地か………」
「行かねえぞ」
「何で!?行きたい行きたい!!」
「やかましい!!休日は体を休めるから休日って言うんだよ!!」
「バルトはいつも休めてるじゃん!!」
「いつもじゃねえよ!!」

しかし傭兵の仕事をやっているバルト、不規則な仕事の日々。
確かに5日連続で休みなんて日もあった。

とは言え全く仕事をしていない訳でも無く、昨日もとある管理世界で暴れている原生生物の鎮圧をしてきた後だった。

「そうですね………行きませんかバルトさん?私も行きますので、それなら負担も軽いですし、1人でお留守番していたときもあったのですからたまにはいいじゃ無いですか」

バルトが仕事をするようになってヴィヴィオが1人で家にいることが多くなった。そんな状況になってもあまり文句を言わないヴィヴィオ。
なのはは元々何処かに連れていってあげようかと思っていたのだった。

なのはにそう言われ、バルトは考える。
そして………










「ふんふ〜ん!」
「ご機嫌だねヴィヴィオちゃん」
「うん!!凄く楽しみ!!」

「…………はぁ」

2日後、なのはも休みでバルトも何もない(ヴィヴィオがなるべく1人にならないようになのはに1ヶ月のスケジュールを教えている)為、ヴィヴィオのお願いを断る事が出来ず渋々了承したのだった。

「バルトさん、ため息ばかり吐かないでください!たまには良いじゃないですか」
「だってよ………何でこの歳で遊園地で遊ばなきゃいけないんだよ………」
「バルトさん、若いのにじじくさい事言わないでください!」
「バルトおじいちゃん?」
「……………帰る」
「えっ、ちょっと!?」
「ごめんごめんバルト!!」

真っ直ぐ入口に戻ろうとするバルトを慌てて止めるなのはとヴィヴィオだった………












「なんやあれ!?遊園地に来た親子にしか見えないで!!」
「なのはも一生懸命オシャレしてるね………」
「なのはやるわね………」

「えっと………みなさん?」

そんな3人をこそこそ追跡する影が4つ。
はやて、フェイト、加奈、大悟である。

「俺さ、今日加奈と遊園地に来る予定だったんだけど………」
「来たじゃない」

一言そう言って再び3人の追跡に集中する。

「はぁ………」
「まあまあ、加奈ちゃんを選んだ事が運のつきなんや」
「はやて、そ
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