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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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はやてに体を揺すられながらそう思うバルトだった………
「ドクター、クロネが………」
「ああイクト、クロネは何者かに倒されたみたいだね、自動で発動する爆発をこちらでも確認した」
深々と椅子に座っているクレイン・アルゲイルにイクトが資料を持ちながら話しかけた。
「まさかあの聖王教会の残党に?」
「いや、恐らくは違うだろう。あんなポンコツのバリアアーマーではクロネを倒せないよ。それにもしあの場にいた管理局の魔導師が倒したのなら報告が上がってくる筈………」
「なるほど、報告が無い以上、彼等では無いと………」
「私達の存在を知っているのは黒の亡霊の仲間達はスカリエッティの一味、そしてエース・オブ・エースの神崎大悟と同じ武装隊に居る佐藤加奈。だが後の2人はバリアアーマーの戦闘を行なっていたと報告書にあった。2人もシロだ」
「ですが、黒の亡霊もスカリエッティもここ何年姿も活動報告もありません」
「ああ、だとするとそれらとも別だと言う結論になりそうだね」
椅子から立ち上がったクレインは近くのディスプレイを立ち上げた。
「聖王教会の残党………ヴェリエ教皇がいつまでも管理局に付きっきりで教会を放置していた所為で、誰か他をリーダーに仕立て上げて活動を再開しているみたいだね」
「何が目的だったのでしょうか?」
「恐らく秘密を知っている者の排除って所かな?」
「ヴェリエ様から何か指示は?」
「彼らを上手く利用してアンドロイドとマリアージュシステムの改良を進めろと連絡があった。一体何を考えているのか………」
「ドクター………」
「イクト、そんな心配そうな顔をしなくていいよ。私は私のしたいようにしている、今の所はね。もし彼がその邪魔をする存在になるのなら………」
「やはりあの計画を?」
「ああ。天使の子守唄、『エンジェルソング』を発動させる。その為にも早く見つけなければね………」
クレインの見つめるディスプレイ、そこにはシリンダーの中に入った今より少し小さいヴィヴィオが写っていた………
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