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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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るでしょ!?」
「え〜でも終わったらソファによく寝て…フガッ!?」
「ヴィヴィオちゃんそれ以上は駄目!」
慌ててヴィヴィオの口を塞いだが、聞いていた他の皆の視線は温かい。
「あれ?突っ込まないの?」
「い、いや………私達の予想以上だなって………ねえフェイト、大悟」
「う、うん………」
「なのは、お幸せに………」
「えっ?うん、ありがとう」
大悟達の反応がイマイチ飲み込めないなのはだったが、取り敢えずお礼を言ったのだった。
「………で、バルトさん。一体何があったか教えてくれへんか?」
そんな中、5人と少し離れた場所で珍しくはやてがバルトと真面目な話をしていた。緊迫した空気が2人を包んでいる。
「さっきも言ったろ?奴等は爆弾を隠し持ってて、それに気がついたからわざわざ逃げてきたんだろうが………」
「そんなの嘘やね。あんなクレーターを作るような爆弾の資料なんて見たこと無いし、ただの質量兵器の爆発とは違うんや。まるで過剰なエネルギーを爆発させたような………」
(………なるほど、捜査官なだけはあるな………)
そんな事を思いながらもはやてと問い詰めを流しながら答えるバルト。
「そんなの新種の爆弾って事だろ?気にしすぎだ。それに俺だってよく分かってないんだ。何せヴィヴィオを連れていくのに精一杯だったからな」
「そうやったね………ごめんなさいバルトさん………」
ヴィヴィオの名前を出した途端、ハッとするはやて。その後深々と謝った。
「へえ………意外と素直だなガキンチョ」
「な、何頭撫でてるんや………歳だってそんなに変わってないんやから子供扱いせんといて………」
照れながらはやてがバルトの手を払う。
「いやな、どうもフェイトやなのはと比べて体型やすることが子供っぽいからついな………」
そんなバルトの言葉に固まるはやて。
「………なんや、どうせ私は幼児体格や!!性格やってガキですよ!!ランキングでも全てランク外やし、しいてはノリに付き合ってられへんとか………管理局の野郎どもは芸人根性が無い奴ばかりや!!」
「お、おう………」
変なスイッチが入ったのかバルトに怒鳴り散らすはやて。
「なあなあ、私って面倒な女なんかな………自惚れている訳じゃ無いんやけど私って結構可愛いと思うんや………」
「あ、ああそうだな………」
「じゃあ何でやん!?家の家族の子達はランキングに入ってんのに何で私だけなん!?他にも友達もみんな入ってるのに、私だけなんよ………ねえどう思うん!?」
「ちょ、なのは、フェイト変われ………」
「「………………」」
「おい、無視すんなこのやろう!!」
「ちゃんと聞いてるんか!?」
(くそ………もう絶対遊園地なんて来るか………!!)
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