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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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「剛雷激震、クリティカルブレード!!」
雷が貯められた斧で地面に突き刺す様に振り下ろすバルト。
その一撃は雷の激しい音を響かせながらクロネを斬り裂き、地面に叩きつけた………
「驚いた、ほぼ人間の体なんてねえじゃねえか………」
体を大きく斬り裂いたバルトの攻撃。
しかし斬り裂いた場所から出血は無く、中は全て金属で出来ていた。
「わ、私達も………試作品なのだ………」
「モルモットだな」
「バリアアーマー………ブラックサレナ………そしてアンドロイド………」
「アンドロイド?」
「ドクター済みませんでした………」
クロネはそう言い残し、完全に機能を停止した。
「バリアアーマー、ブラックサレナ………それは知っているが最後は何だ………?」
『主、高エネルギー反応だ。その小娘爆発するぞ』
「ちっ、証拠隠滅ってか!!範囲は!?」
『狭い………がかなり高威力だ。逃げることをお勧めする』
「ちっ、何がお勧めするだ!!このクソデバイス!!」
慌ててその場を離れるバルト。
「ヴィヴィオ!!」
「あれ?バルトどうしたのそんなに慌てて………」
「いいから来い!!」
無理やり抱きかかえたバルトはそのまま空へと飛ぶ。
「バルバドス!!」
『………ここなら問題無い』
「よし!!」
「わあ………空飛んでる!!」
先程のアトラクションとは違う空に興奮するヴィヴィオ。
その後直ぐ後に大きな音が鳴り響き、先程までバルトが戦っていた場所に大きなクレーターが出来ていた。
「………マジか」
「なのはお姉ちゃん達来ちゃうね………」
「これをどうごまかすか………」
『戦闘か?』
「そうなったら遠くの管理外世界に移る羽目になるな」
「私嫌!!なのはお姉ちゃん達と離れたくない!!」
「だがな………」
「バルトさん!一体何があったんですか!?」
そんな会話をしている内になのは達が爆発に気がついてこっちにやって来たのだった………
「死亡?」
「そうや、バリアアーマー解いたと同時に全員心臓マヒで………」
「口止めってことか………」
あの後、陸の部隊がやって来て犯人達の護送と事後処理を行い、なのは達はその説明をした後、7人で事件現場から少し離れた場所で話をしていた。
「それよりヴィヴィオちゃんよく無事だったね。大きな爆発があったときは本当に心配したよ………」
そう言ってなのはがヴィヴィオを力一杯抱きしめる。
「私は大丈夫だよ、バルトもいたし………それよりなのはお姉ちゃんは大丈夫だったの?いつも家でぐうたらしてばっかだから心配したよ」
「ぐ、ぐうたらなんてしてないよ!!ちゃんと家事とかやって
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