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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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と比べてみ、昔はもっと酷かったで!!)
(いや、黒歴史の事は出さないでくれ、お願いだから………)
念話で会話する2人。
しかし動揺している大悟は周りから見ると挙動不審な男にしか見えない。
そんな大悟を冷めた目で見ていたバルトとなのはだったが、ヴィヴィオだけ違い、
「ねえねえ、バルト」
「何だ?」
「あそこの茂みに隠れてこっちを見てる人がいるけど………」
そうバルトに声をかけた。
「………だな」
「でしょ?」
「さてどうするか………取り敢えずしょっぴどくか?」
「うん、何か悪いことを企んでたら駄目だもんね」
(まあ大方何処で知ったのか分からねえが、人気のあるあのエース・オブ・エースの様子を見にきただけだろうが………くだらねえ事してやがる………)
そう思いながらため息を吐くバルト。
ゆっくりと歩き、はやてに近づく。
「おい」
「はい?何です………!!」
「うん?ハラオウンか」
「こ、こんにちわ………」
「全く何をしてるんだお前ら………?」
「え、えへへ………」
「紹介しますね、こちら私の友達、八神はやてちゃんです」
「ふぁ、ふぁやてです」
「………」
「大丈夫はやてお姉ちゃん?」
大きく腫れた頬を右手で抑えながら自己紹介するはやて。なのはに受けたオハナシの傷は酷く、その痛みのせいでちゃんと名乗れなかったが心配したのはヴィヴィオだけである。
あの後全員移動し、広い芝生の場所になのはが持ってきたレジャーシートを敷き、みんなで昼食を取りながら話していた。
因みにはやて達4人は購買で買った食事である。
「しかし久しぶりだなフェイト」
「はい、最近行く暇が中々取れませんでしたから………」
「どうだ調子は?」
「はい、やっぱり大変だけど毎日頑張ってます」
「そうか」
「………」
「ふ〜ん」
「ほうほう………」
対してフェイトと仲良く話すバルトにそんな2人をじぃっと見つめるなのは。
そんな3人を加奈と大悟が少しニヤつきながら見ている。
「さて、どう思います加奈さん………?」
「いやぁ………もしかしたら親友の男争奪戦があるかも………」
「ハラオウンも満更じゃなさそうだしね………結構押され弱い?」
「バルトさんもフェイトに興味津々って感じだしね」
「それを面白くなさそうな顔で見る高町の顔も完全に恋する女性の顔だね………」
「大悟も分かるようになった?」
「好きな人が出来たら分かるものさ」
「兄さんは相変わらずだけどね………」
「零治がおかしいだけさ………」
はぁ………と互いにため息を吐く2人。
「でな………」
「ねえねえバルト」
「ん?何だヴィヴィオ、今大事な話を………」
「
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