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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第10話 1人の男と1人の女の子、遊園地に行く
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れは聞き捨てなら無いわね。私達、一応管理局のベストカップルよ?」
「いやいや、そのうち加奈ちゃんのプレッシャーに耐えきれなくなって家出するで」
「まあプレッシャーはキツいけどね………」

そう大悟が呟くと、加奈に睨まれ、小さくなる。

「大変だね」
「………まあでもそんな加奈を含めて全てを好きになったんだ。どんなことをされても嫌いにならないよ」
「………生意気」

そんな大悟の言葉にそう一言返した加奈だったが、耳は真っ赤になっていた。

しかしそんな加奈の反応は他の2人には気がつかれる事はなく、

「ドMや………」
「ドMだね………」

はやてとフェイトの中で大悟の立ち位置が決まったのだった………











「バルト〜!!」
「ヴィヴィオちゃん!!身を乗り出しちゃ駄目だって!!」

パラシュートがついたかごに乗り、上がっていくなのはとヴィヴィオ。
ベンチに腰かけて休んでいるバルトに手を振っていた。

「全く、空に上がっていくだけなのに何が楽しいんだか………」

そんな事思いながら大きく寄りかかり目をつむる。

「ふぅ………」

再び目を開けると立ち上がり、上着のポケットからタバコを取りだし、すぐ近くにある喫煙所で吸い始めた。

「まあ、ゆっくり一服出来るのは良いかもな」

自宅では吸わせてくれないヴィヴィオとなのは。
外で吸っても直ぐに呼び出されたり、そのまま捨てるとなのはがうるさかったりとゆっくり吸える事がなかった。

「ああ………癒されるわ………」












「顔がニヤけてる………」
「私も初めて見たよ………」
「あんな顔もするのね………」
「でも何かワイルドでかっこいいなぁ………」

「「えっ!?」」
「大悟、あんな感じでタバコぷかぷか吸ってたら分かってるわよね………?」
「いや、俺はタバコは無理。煙だけでも苦しい位だから………」
「ああ、何かヘタレって感じやもんな………」
「分かる分かる」
「事実でもあんまり言わないでくれない?本人が可哀想でしょ?」

「あの………加奈さん、貴方の言葉が一番心に響くのですが………」

そんな大悟の言葉は加奈には届く事が無く、

「だったらもっと頑張りなさい」

と釘をさされてしまったのだった………











「ねえねえお腹減った!!」

散々遊んだヴィヴィオは元気を有り余らせていたが、空腹は感じるらしく、大きな声で2人に言う。

「そうだね、そろそろお昼だし、ご飯にしよっか」
「だな、俺も腹減ったわ」
「………バルトさんはタバコ吸ってばかりじゃ無いですか。いい加減にしないと制限しますよ」

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