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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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んじゃ それ! 俺が勝ったら みゅうみゅんのをキックしてええんかー?」

「ああ ええでー ここから走って行って、波打ち際まで帰ってくるまでな」

「わかった 負けて泣くなよ!」

「あほかぁー いくで よーい ドン」

 私が先にスタートしたんだけど、水際までほとんど同時で、飛び込んでいった。最初ブイまでは私が先に着いてターンしていたのだ。やっぱり、道弘は波に向かって行くのに慣れてないのだ。だけど、だんだんと追いつかれて・・・道弘が先に着いていた。

「ほらっ みろ これが、男と女の差 なんだよ!」

「うぅー しゃーない 約束やからな どうぞー」と、私は水の中に少し入って、道弘に背中を向けていた。

「いくぞー」と、背中に道弘の気配を感じたのだけど・・・その瞬間 バシャッっと 道弘がひっくり返っていたのだ。

「なにしてるのー?」

「うーん 蹴り損ねて ころんだ」と、照れ隠しか泳いでいってしまった。

 すみれちゃんがタオルを持ってきてくれて

「あいつ流の優しさなんよ ウチには 時々 いたずらするけど」と

「それは、道弘が すみれちゃんのことが好きだからよ」と、話していると、泉希がヨッさんとビーチマットを持って、ふたりで泳ぎに行こうとしていた。

「あー なんやー 泉希」

「うん ふたりで浮いて来るのー」と、マットを浮かべて、並んで沖に向かって行ったのだ。

「なに あれっ!」と、すみれちゃんが呆れた声を

「ふふ ふっ」きっと、泉希ちゃんはヨッさんに対して好意を持ってるのかなと思っていた。

「あの二人が戻ってきたら、すみれ 道弘を誘えばー」

「やーだよ そんなの・・・恥ずかしいよー 皆で入ろうよー」

 そして、紳おじちゃんも入って、皆でビーチボールで遊んでいた時、二人が戻って来て

「すみれ 今度は 道弘と行っといでよー 道弘 すみれを誘いなよー」と、私はけしかけていたら

「みゅん なにを・・ 皆でいこうよー」と、すみれちゃんは私の手を取っていたけど

「わかったよ 後から行くから 先に行きなよ」

 道弘は、すみれちゃんに眼で合図したんだと思う。黙ったまま、マットを抱えて入って行った。ちゃんと、並んで浮かんでいるのだ。まぁ 少しして、皆で後を追いかけて行ったのだけど。

 途中で、道弘が励と交代した時、私は

「道弘ぉー みゅうみゅんをおんぶして 泳いでぇー」

「えぇー そんこと出来るかよー いくらなんでも 沈んじゃうよ」

「やってみな わからんヤン」と、私は勝手に道弘に背中から飛びついて腕をまわしていった。何となく、数mは進んでいたけど、だんだんと沈んでいったのだ。二人で、そのまま ぶくぶく しながら・・・

「アホか
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