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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
人造人間編
第二十話 あの時のケリつけようぜ。超激戦!ワサビVSバーダック
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その目はバーダックを一瞬ひるませた。



回想:(ピンチ、といわばピンチだった。まさか同じサイヤ人、そして超サイヤ人になったものでここまで差があるとは。気もかつかつで負けは明白だった。これが経験の差なのか、純粋なサイヤ人と作り物のサイヤ人の差なのか、はたまた心の奥底で無意識にブレーキをかけているのかは分からないが、それでも何か超えられない壁があるような気がした。
......それでも、この星に来て、サイヤ人として生きることを選んだのなら!!諦めるなんて見っともない真似はしたくねぇ。)

気を何度もぶっ放し、二身の拳の片方を消し飛ばされ、気は本当に空っぽで立つことさえおぼつく状態だったが、闘志だけは燃え上がっていた。

(俺の憧れを...子供の頃からの憧れを...今ここで...超えたいとそう思ったんだーーーっ!!!)

この戦いの中で、俺は一度も一つの技を使っていなかった。これを使えば隙を突き、使い方によっては戦況が一変するぐらいには強い。けれども、今の此処まで使っていなかったのはこの最後の最後の極限状態で集中の切れる瞬間を待っていたから...もうお互いボロボロだ。正攻法ではどうやっても勝つ未来は見えなかった。それでも...どんなに惨めでみすぼらしくても...俺は奴を超えたい!!奴に勝ちたい!!)

(卑怯とは言ってくれるなよ?戦いに秘境もクソも無いといったのはお前なんだから。)

そうして次の瞬間。俺は左手の指二本を額に当て、バーダックの気を探り、一瞬で目の前へと移動した。

バーダックの驚く顔を見るや否や、俺の闘志がさらに吹き上がった。
俺は右の拳に全力を載せて、下から上へと大きく振り上げる。

拳にはスパークがほとばしり、一瞬時が止まったような静けさを感じた。

「龍翔拳ーーーーーーーっ!!!!」

スパークをまとった拳はバーダックの顎に直撃し、骨を何本かもっていくほどの音がした。

拳が当たり、勝利を確信した時、急に横からの強い衝撃をくらい、脳が揺さぶられ、これまでの疲労も重なり、抵抗することもできずその場に倒れた。
意識は段々と黒に染まり、勝利の結末を見ることなく意識を手放した。










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目が覚めると、ベッドの上に寝転がっていた。身体を動かそうにも包帯と添え木がぐるぐるに何十二も重ねられているので動けず、首を何とか持ち上げ辺りを見ると、唯一動かせる左腕にナースコールのようなボタンがあったので押すと、ビー!ビー!といったうるさい機械音が鳴り、見知った女が出てきた。その女は手にコップと
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