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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
人造人間編
第二十話 あの時のケリつけようぜ。超激戦!ワサビVSバーダック
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のけた。
こりゃ本当に死に物狂いで戦わねぇといけねぇかもな...
何がアドバンテージだ...舐めてかかっていたのは俺だったとはな...
バーダックが正面から突っ込んでくる。
一見単純に突っ込んでくるそのシンプルなモーションにはその先数手、数十手を見据えたような複雑に絡み合っていた。
(右手...左手...蹴りか...?考えろ時間はねぇ...)
バーダックが僅か数十センチにまで迫ったとき、俺は...その場から動けないでいた。
バーダックの蹴りが俺の腹に突き刺さり...そのまま貫いた。
「なっ...」
バーダックは一瞬戸惑った。超サイヤ人の体がこんなに脆いわけがないと思ったのだ。だがバーダックが蹴ったその物体は空中にチリとなって消えた。
「チッ...残像か...」
バーダックはつぶやいた瞬間、俺は上空から仕掛けた。
バーダックの頭上にカカト落としを食らわして、反動で飛び上がり、そのまま空中で宙返りをし、サマーソルトキックを腹部に叩き込む。そして衝撃で浮いた体に横なぎの蹴りをぶつけた。
バーダックの体は勢いよく岩場に叩きつけられた。
壁に叩きつけられているバーダックに追い打ちの気弾を放とうとしたとき、壁が蹴破られ、急速にこっちに近づく影が見えた。
相手は隙を与えずにこちらに近づき、超近接でラッシュを入れてくる。
これを俺は死に物狂いで受け流す。バギッ!!ドゴッ!!といった拳が重なる音とは思えない轟音が響き、火花を散らす。衝撃波を響かせる。拳の威力とは思えない切れ味の攻撃が、俺の身体に傷をつける。
「「だりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!!」」
ものすごい乱撃の中でバーダックは身の前から不意に消え背後から羽交い絞めをしてきた。
首を絞められたことで呼吸路が絶たれ、意識が朦朧とする。
俺はかすかなに残っている意識に集中し、全身の気を高め、束縛から逃れようとした。
しかしその瞬間バーダックは俺の反撃を予測したのか、地面へと投げつけた。
そのまま追いかけるようにして空を蹴り俺が地面と衝突する瞬間にタックルをかましてきた。
「ガハッ...」2つの衝撃が同時に加わったことで俺の骨は「ボキッ..」という痛々しい音を立て、いともたやすく砕けた。
さらにそこからバーダックが右手に気弾を溜めてやってきた。
これ以上の追撃は避けようと地面に両手を当ててばねの様に反動で飛び上がり両足で迎え撃とうとしたのだが、それすら読まれていたのか一瞬にして俺の横側に移動して、その右手にためていた気弾を横腹に叩き込まれた。
爆発音が荒野に響き、俺の体は岩山に一直線に向かっていった。
岩肌は戦いで疲れ切った俺の体に容赦なく棘をむき、体のあちらこちらが赤い血を流し
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