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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
人造人間編
第二十話 あの時のケリつけようぜ。超激戦!ワサビVSバーダック
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カメハウスでクリリンと戦い亀仙人様にアドバイスをもらってから悟空の家に戻って数時間後、ワサビは気のコントロールの練習をしていた。

(全力を抑えるのではなく、通常の力を抑える...か、聞くだけなら簡単に思えるが、なかなかやろうとすると難しいな。)

ワサビは気を0にまで抑えるために気を体の内側に抑えこんでいるが、直ぐに身体が爆発しそうになり、気を開放して息をついた。

(イメージがどこか違うんだろうな。気を抑えるんじゃなくてもっと別の...)

そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。

「ワサビさん、何をやっているんですか?」

振り向かずとも、悟飯の気だということが分かったので、「宿題は終わったのか?」と聞いた。
悟飯は自信満々に終わらせたというので、俺は振り向き悟飯を切り株の上に座らせた。

「ちょうどさっき亀仙人のじっちゃんにアドバイスをもらってきてな、それを実行してたんだ。」

「ああ、だからさっき一瞬だけ気が消えていたんですね。」

「ああ、そうなんだよ...て、今なんて?」

「へ?だから気が消えてたって...」

「本当か?」

「本当ですよ。全く感じられなかったです。」

「そうか、上手くはいってたんだな。ありがとう、悟飯。教えてくれて。」

「俺が感謝を伝えると悟飯は嬉しそうに笑っていた。」

悟飯は俺の方を見て、目線を上にあげるとしばらく沈黙が続いた。
だがその沈黙は緊迫した重苦しい雰囲気ではなく安心感に包まれていた。

「ワサビさんって昔はどんなことをしてたんですか?」

急に悟飯がそんなことを聞いてきた。

「昔?なんで急にそれが気になったんだ?」

「何だろう...僕もよく分かんないんですけど...」

悟飯はそういうと少し考えた後こう付け加えた。

「ワサビさんが戦うとき、お父さんとは違うような安心感があって、まるで自分が確実に勝てると言っているようなそんな勇気が感じられるんです。それでワサビさんは昔からこういう感じだったのかな...って思って。」

「そうか、なら少し昔の話でもしてやるか、それにアイツのことだ。悟飯のお父さんはよくしゃべるやつだけど自分から昔のことなんて言わないからあんまり昔のことは聞いたことないだろ?」

「そういえばそうですね。」

「そうだな、いつから話そうか...」

そうして俺は悟飯に少しずつ過去のことを思い返しながら話し始めた。




そうして1時間弱話したぐらいだったか、悟飯は俺の長話にあくび一つせず真剣に話を聞いてくれていた。
日が傾き、夕陽が差し込むころ、チチさんが声をかけてきた。

「お〜い!もう修行は終わっただか?晩御飯できただよ〜!!」

「分かりました!
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