第二章
[8]前話
それである日の放課後桃達と学校の近くの公園で遊んでいるとだった。
急にトイレに行きたくなった、それで公園のトイレに入ったが。
「物凄く汚いし紙もなくて」
「使えないの」
「とてもね、しかもね」
花蓮は桃に苦しそうな紫色になった顔で言った。
「もうね」
「我慢出来ないの」
「どうしようかしら」
「どうしようってあれでしょ」
桃は深刻な顔で答えた。
「物陰で拭くのは葉っぱで」
「そうするしかないかしら」
「内緒にするから公園の物陰に行って」
そうしてというのだ。
「早くね」
「ええ、林のところに行くわ」
「そうしてね」
こう言ってだった。
桃は花蓮をそちらに行かせた、暫くすると彼女はほっとした救われたという顔になって皆のところに戻った、そのうえで桃に話した。
「何とかね」
「よかったわね、それじゃあ」
「うん、また遊ぼう」
「手洗ったわね」
「おトイレそっちは大丈夫だったからね」
笑顔でこう話してまた皆と遊んだ、公園での一幕である。そして後日花蓮が入った場所に蠅が出たことは内緒である。
可愛くてもトイレは 完
2023・10・16
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