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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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プール授業が始まって、6年生合同だった。最初の15分間は自由時間で、その後、それぞれ泳げる長さに応じたクラス分けで、25m泳げる人とそれ以外の人。飛び込みは禁止されているから、縁に立ったまま8人ずつ並んでスタートするのだ。大半がクロールなんだけど、何人かは背泳ぎの子も居た。
8割ぐらいの子が泳いだみたいで、その中で100m泳げる人って先生が言ったので、手を挙げたのが30人くらいで、女の子は10人程、その中には、泉希ちゃんもすみれちゃんも居たのだ。そして、隣の組の上原璃々も当然のように居た。道弘も自慢げに手を挙げていて、成績優秀な石川欣悟は挙げてなかった。
その30人ほどは、別のクラスになって練習することになったのだ。市のスポーツ協会の人が二人、指導に来ていたのだけど、最初にプールの横側を使って15mバタ足だけで泳げとか次は腕だけで泳ぐこととかをやらされていた。私は、泉希とかすみれちゃんが居たので、楽しかったのだけど、上原璃々は相変わらず私のことを睨んできてるような気がして・・怖かったのだ。
「水島さん 君のはめちゃくちゃだなー 腕も脚も伸ばしっぱなしで、バシャバシャやって・・・もっと うまくやれば 早くなるんだけどなぁー」と、指導員の横住さんに呼び止められて、色々と指導されたのだ。
終わり頃、みんながあがった後、私達のクラスは100mを泳げと8人ずつ縁に並んで、泳いだのだ。別に競争というわけじゃぁなかったのだけど、最初の組は女の子だけで、上原璃々は一番でゴールして、すみれちゃんが2番目だった。泉希ちゃんは4番目。私ともう一人は人数の関係で男の子と泳ぐことになってしまった。だけど、私の隣のコースは一人分空いて、道弘だった。
スタートして、最初は私がその組ではトップの方だったんだけど、折り返すと遅れはじめて、ゴールしたのは一番最後だった。
「すみれ すごいなぁー 去年は確か 泳げなかったんじゃぁなかったっけぇ ポチャリしてるから浮くんかぁ?」と、着替えの終わった道弘が寄ってきた。
「えへっ ウチもそー思ってたんやけどな 去年の夏 海に連れてってもらったら 泳げるようになっちゃった 道弘も相変わらずやねー ぶっちぎりのトップやんかー カッコええでー」と、ポッチヤリの憎まれ口は気にしないで応えていた。
「そうかぁー あんなものはなー」
「なんやー 道弘 耳が赤くなってるでー すみれが嫌味言われていても、道弘のこと褒めたんやものなぁー カッコいいやんてー」と、私が言うと
「アホか なんでやねん! でも 最初は 隣からバシャバシャとしぶきを飛ばしてくる奴が居たから 調子狂ったけどなー」
「それって みゅうみゅんのことかぁー?」
「たしか 隣 泳いでたの みゅうみゅんやろぅ? それも ひとつ
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